新潟県 建設業主要20社 業績動向調査（2020年度）

はじめに

各種インフラ整備や雇用の受け皿として地域経済で大きな役割を果たす建設業界。取り巻く経営環境が変化するなか、県内建設業者の業績はどのように推移しているのだろうか。

帝国データバンク新潟支店は、2021年9月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」（147万社収録）のなかから、2011年度（2011年4月期～2012年3月期）から2020年度（2020年4月期～2021年3月期）決算の年売上高と利益額（当期純利益）が比較可能な新潟県に本社がある建設業者を抽出。2020年度の売上高ランキング上位をもとにした主要20社の業績推移を年売上高別、利益額別に分析した。

■分析対象の建設業者＝TDB 産業分類・中分類で「職別工事」「総合工事」「設備工事」を主業とする企業

調査結果

1. 2020年度の売上高合計は5361億5700万円
   前年度から118億9900万円減少（2.2％減）。比較対象の過去10年で初めて前年度を下回る
2. 2020年度の利益額合計は190億4100万円
   前年度と比べて12億100万円増加（6.7％増）し、過去10年で3番目に大きく