レポート

四国地区 建設業売上高上位20社 業績動向調査(2020年度)

2020年度の業績、売上高・利益額合計ともに過去5年間で最高

はじめに

国土強靱化やインフラ老朽化対策などで公共工事は比較的堅調に推移してきたが、民間工事については、新型コロナウイルス感染拡大による景況感の悪化を受けて設備投資が落ち込み、弱含みとなっている。また、2021年度に設備投資を行う予定が『ある』と考えている四国の企業は57.6%となり、新型コロナの影響で大幅に減少した前年度(54.9%、2019年度予定比13.0ポイント減)を2.7ポイント上回ったものの(帝国データバンク高松支店「四国地区 2021年度の設備投資に関する企業の意識調査」)、「先行きを見通せない」とする企業からの声も多く聞かれた。そうした経営環境下で、四国地区の主な建設業者の業績はどのように推移しているのだろうか。

帝国データバンク高松支店は、2021年9月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(147万社収録)の中から、2016年度(2016年4月期~2017年3月期)から2020年度(2020年4月期~2021年3月期)まで5年間の決算の売上高と利益額が比較可能な、四国地区に本社が所在する建設業売上高上位20社を抽出し、売上高別、利益額(当期純利益)別、売上高ランキングについて分析した。

調査結果

  1. 2020年度の売上高合計は3,829億2,700万円
    前年度と比べて241億7,000万円(6.7%)多く、過去5年で最高に
  2. 2020年度の利益額合計は148億3,100万円
    前年度と比べて34億5,100万円(30.3%)多く、過去5年で最高に
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