レポート東京都内に本店を置く23信用金庫 預金・貸出金調査

8割超の信用金庫が貸出金伸ばす ~ 西武信金が預金積金、貸出金ともに伸び率トップ ~

2018/08/09
金融

はじめに

2018年5月1日、東京都民銀行と八千代銀行、新銀行東京が合併し、新たに「きらぼし銀行」が発足した。そのほかにも九州で再編への動きが見られるなど、地方銀行を中心とする再編機運が高っている。そうしたなか、地域企業と密着している信用金庫の動向に目を向けると、今年に入り北海道で「北海道信用金庫」が、宮崎県で「宮崎都城信用金庫」が合併により誕生しているが、東京都の信用金庫については、2006年1月に多摩中央信用金庫と八王子信用金庫、太平信用金庫の3金庫が合併し「多摩信用金庫」が発足したのを最後に合併は行われておらず、今後の再編に注目が集まっている。

帝国データバンクでは、東京都内に本店を置く23の信用金庫の、2016年3月末、2017年3月末、2018年3月末の預金積金残高、貸出金残高、自己資本比率の推移について調査した。

調査結果

  1. 2018年3月末時点での東京都内に本店を置く23金庫の預金積金残高の合計は、24兆8608億600万円。前年(24兆3448億6100万円)比で2.12%増となり、23金庫中、21金庫(構成比91.3%)で増加した。
  2. 2018年3月末時点での23金庫の貸出金残高の合計は、13兆7463億8800万円。前年(13兆1987億900万円)比で4.15%増となり、23金庫中20金庫(構成比87.0%)で増加した。
  3. 2018年3月末時点での23金庫の平均自己資本比率は、9.83%。2017年3月末時点の10.03%、2016年3月末の10.35%を下回り10%を割り込んだ。
詳細はPDFをご確認ください

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