はじめに
昨年10月、東京都民銀行と八千代銀行は経営統合を目的に、共同持ち株会社「東京TYフィナンシャルグループ」を設立、両行が傘下に入り、新たな金融グループが誕生した。さらに、東京TYフィナンシャルグループは今年6月に、東京都が出資する新銀行東京との2016年4月の経営統合を発表。持ち株会社の「東京TYフィナンシャルグループ」にぶら下がる形になる3行の合併も言及されるなど、各地で進む地銀の再編は首都圏でも活発化の様相を呈している。
帝国データバンクは、企業概要データベース「COSMOS2」(146万社収録、2015年6月時点)から、東京都民銀行(以下、東京都民)、八千代銀行(以下、八千代)、新銀行東京と取引関係にある(メイン、サブ含む)企業を抽出、業種、所在地、規模などを分析した。
なお、調査対象は全業種全法人で、個人経営も含む。
■本調査は「COSMOS2」に収録されている企業のデータであるため、各金融機関が取引している実数とは異なる
調査結果
- 3行と取引のある企業は、2万4735社 (東京都民:1万1637社、八千代:1万3751社、新銀行東京:467社)
- 企業の所在地を見ると東京都が1万8445社で最多。八千代は「神奈川県」の企業が3割強を占める
- 企業の業種を見ると、「サービス業」が3行すべてで20%を上回り、八千代は「建設業」が約3割を占める
- 企業の規模を見ると、年売上高「1億~10億円未満」が最多
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