レポート2023年「ブランドコスメ」価格改定動向調査
「デパコス」 4割が今年値上げ 2000アイテム超対象、平均価格は800円アップ ~ 最も値上がりする「フレグランス」、香料価格上昇など影響 ~
はじめに
マスク着用が個人の判断に委ねられた3月以降、口紅やチークなどのメークアップ化粧品の売り上げが上向いている。5月8日に新型コロナが感染症法上「5類」に引き下げられると、さらなる外出機運の高まりやマスクを外す人の増加につながるとみられ、コロナ前水準には届かないものの化粧品需要の緩やかな回復が期待されている。
こうしたなか、化粧品原料の高騰や各種コストの増加、他国に比べて日本国内での販売価格が割安といった理由が重なり、2022年以降海外ハイブランドを中心に化粧品の値上げが進んでいる。ただ、昨今の原材料高や原油高を背景とした物価高から、高額化粧品の販売はコロナ前と比べて売れ行きが芳しくないといったケースもきかれる。節約志向など生活防衛意識が広がるなかで、美容分野でも値上げの動きが続くか注目される。
■全国の百貨店に展開する100のコスメブランド(国内外)が対象
調査結果
- 「脱マスク」で化粧品需要に回復期待も、節約志向で今後の売れ行きに注目
- 「値上げの波」ブランドコスメにも 4割のデパコスが今年値上げ、アイテム総数は2000超
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