レポート

【注目業界】カット野菜業界の動向と展望(企業リスト掲載)

食の外部化や調理の省力化を背景に存在感高まる

■SUMMARY

少子高齢化の進行や共働き世帯の増加により、日本人の食生活は大きな変化の途上にある。

家庭内で時間をかけて調理するスタイルは徐々に縮小するとともに、外食や中食の利用が拡大しており、「食の外部化」と「調理の簡便化」が進行している。一方で、健康意識の高まりから野菜摂取の重要性は認識されているものの、実際の摂取量は厚生労働省が提唱する目標を下回る状況が続いており、日常生活の中でいかに効率よく野菜を取り入れるかが課題となっている。

こうした中、洗浄やカットといった前処理を済ませたカット野菜は、手軽さと実用性を兼ね備えた食品として需要が高まっている。消費者にとっては時間短縮や食品ロス削減の手段として、また外食・中食業界においては省人化と品質安定の両立を図る商材として、その重要性は一層増している。一方で、農作物であるため気象などの影響を受けやすく、原料調達の不安定さや価格変動、国産野菜の定量供給体制、物流コスト上昇などの課題も存在する。

このレポートでは、カット野菜業界の定義や特徴、主要領域、主要プレイヤー、業界を取り巻く環境、主な課題、今後の展望について解説する。

契約栽培を中心とした安定調達の取り組みや、加工・流通における規格標準化、自動化の進展といった業界構造に加えて、人手不足やコスト構造、輸入原料との価格競争、消費者意識などについて取り上げるほか、主要プレイヤーについては、全国規模の供給体制を持つ企業、原料調達から加工・販売までを一貫して手がける企業、地域密着型企業の3つの観点で紹介する。

■CONTENTS

  • カット野菜とは
  • カット野菜業界の主要領域
  • カット野菜業界を取り巻く環境
  • 市場動向
  • 主要プレイヤー
  • カット野菜業界の主な課題
  • 今後の展望
TDB REPORT ONLINEへ