レポート九州・沖縄地区の「飲食店」倒産動向調査(2024年度)

飲食店の倒産が2023年度に次ぐ過去2番目の高水準 『コロナ倒産』は31件、『物価高倒産』も10件

2025/04/28
倒産・休廃業  サービス

九州・沖縄地区の飲食店の倒産は2024年度に65件発生。2000年度以降で最も多かった2023年度(86件)に次ぐ2番目に高い水準となった。負債総額は43億9400万円となり、2000年度以降で5番目に高い水準となった。

業種別では、『酒場、ビヤホール』の15件(前年度29件、前年度比48.3pt減)が最多、『中華料理店、その他の東洋料理店』10件(同14件、同28.6pt減)が2桁で続いた。以下、『バー、キャバレー、ナイトクラブ』8件(同5件、同60.0pt増)『日本料理店』8件(同8件、前年度と同数)『一般食堂』6件(同9件、同33.3pt減)となった。

背景にはコロナ禍の休業や営業時間短縮により、業績が悪化していたことに加え、ゼロゼロ融資等の返済負担、さらには、食材価格、人件費の上昇などもあって、資金繰りが限界に達したことなどが考えられる。今後も食材価格、人件費などは上昇が見込まれることもあり、飲食店の倒産は引き続き高水準で推移するものとみられる。

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250428_九州・沖縄地区の「飲食店」倒産動向調査(2024年度)

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