2024年の訪日外国人客数(訪日外客数)は3,686万9,900人となり、過去最多を更新した(日本政府観光局2025年1月15日発表)。京都府においては、2024年1月~10月の延べ宿泊者数は2,714万人(うち外国人延べ宿泊者数は1,365万人)となった。特に外国人延べ宿泊者数は、円安効果などでコロナ禍前の2019年(1,202万人)を10カ月で上回るなど、京都の観光業界は着実な回復基調に入ったと言えるだろう。
一方、新設ホテルの建設ラッシュはコロナ禍においても続き、総客室数の増加からホテル・旅館の競争は激化している。人手不足による受け入れ客数の制限、物価高や人件費高騰などから客室単価の上昇もみられ、約3年間のコロナ禍を経て京都の宿泊業界は大きな転換期を迎えている。
帝国データバンク京都支店では、2024年12月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(148万社収録)に収録されている京都府内に本店を置く「ホテル・旅館」を主業とする企業のうち、業績比較が可能な147社(個人経営含む)の業績動向などについて分析した(簡易宿所を除く)。同調査は2024年3月に続き8回目。なお、売上高は一部推定値を含む。
調査結果(要旨)
- 京都府内の「ホテル・旅館」147社の売上高合計は、コロナ禍前の2019年度実績を上回った
- 全体では「増収」企業が減少し、「減収」「横ばい」企業が増加
- 売上高「10億円未満」の企業では、「減収」「横ばい」の比率が大きく、業績が伸び悩む
詳細は、以下のPDFをご欄ください
20250131_京都府内のホテル・旅館の経営実態調査(2023年度~2024年度)

Contact Usお問い合わせ先
担当部署
株式会社帝国データバンク 京都支店情報部 TEL:075-223-5111 FAX:075-223-5200