レポート九州・沖縄地区の「サービス業」倒産動向調査(2024年)

サービス業の倒産が2000年以降で過去最多 『広告代理業』『あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師の施術所』が大幅増

2025/01/14
倒産・休廃業  サービス

2024年九州・沖縄地区のサービス業の倒産が227件発生。2000年以降で最も多かった2023年(160件)を41.8%(67件)上回り、はじめて200件を超え、過去最多となった。

業種別では、『老人福祉業』の22件(前年14件、57.1pt増)が最多、『美容業』17件(同12件、同41.7pt増)『広告代理業』11件(同2件、同450.0pt増)『受託開発ソフトウェア業』11件(同6件、83.3pt増)が2桁で続いた。以下、『経営コンサルタント業』9件(同11件、同18.2pt減)『あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師の施術所』9件(同3件、200.0pt増)となった。なかでも、『広告代理業』『あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師の施術所』の増加が際立っている。

背景にはコロナ禍に減少した売上が戻らないなか、ゼロゼロ融資などの返済負担も加わり、資金繰りが限界に達したことなどが考えられる。また、経営者の高齢化や健康問題を理由に継続を断念し、過剰債務などを理由に法的整理を選択するケースも一定数あり、サービス業の倒産は引き続き高水準で推移するものとみられる。

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20250114_九州・沖縄地区の「サービス業」倒産動向調査(2024年)

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