レポートユニチカグループの撤退事業に関する取引先調査

撤退する繊維関連セグメントの直接取引先は国内に664社~ 間接取引を含めて2万社近くに影響が生じる可能性 ~

2024/12/06
繊維・アパレル

2024年11月28日、東証プライム上場の大手繊維メーカーであるユニチカは、地域経済活性化支援機構(REVIC)に再生支援の申し込みを行い、同日付で同機構より再生支援の決定を受けた。今後、再生手続きの中で取引金融機関に対して約430億円の債権放棄などの金融支援を依頼するほか、同機構や主要取引銀行である三菱UFJ銀行からの資金調達を行う予定。また、祖業である繊維事業から撤退し、食品包装用や工業用フィルムなどの高分子事業に経営資源を集中することを発表した。

撤退する繊維事業は、土木や建築、インテリアなどの産業繊維分野、生活雑貨や寝装などの衣料繊維分野に分類され、連結子会社を通して染色といった加工を依頼する取引先も少なくない。また今後、他社への事業譲渡や生産移管などがかなわない場合は、商品供給の面で販売先企業にも影響が及ぶ可能性がある。

そこで、帝国データバンク大阪支社では、保有する企業概要データベースから、ユニチカグループの繊維事業および機能資材事業について直接・間接的に取引関係を有する企業(個人経営、各種法人等含む)を抽出し、実態を分析した。

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20241206_ユニチカグループの撤退事業に関する取引先調査

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