レポート“新潟の酒蔵” 89社の経営実態調査

新潟の酒蔵89社、全国トップ ~中堅、準大手クラスの層厚く、全国平均に対し規模感で優位~

2024/11/25
食品

今月初旬、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が日本の伝統的な酒造りを無形文化遺産へ登録するよう勧告した。新潟県の酒蔵にとって、これが非常に大きな追い風となることは間違いない。

そこで、帝国データバンク新潟支店では、新潟県内の主な“酒蔵”89社を対象として調査を実施、「都道府県別」「地域別」「県内所在地別」「売上規模別」「業歴別」「業績推移」「資本金別」「従業員数別」「兵庫県、京都府との比較」の各項目について分析した。

※注:主業・副業のいずれかが清酒製造業で新潟県酒造組合に加盟している89社が対象。各種数値は2024年10月メンテナンス時点のTDB企業データベースCOSMOS2を参照した。

調査結果(要旨)

  1. 都道府県別:新潟県が89社と突出、県内では新潟市が22社でトップ
  2. 売上規模別:新潟県は1億-10億円未満が58.8%、全国は45.9%
  3. 業歴別:新潟県は71.9%が業歴100年以上の老舗
  4. 業績推移:最新期の売上高は前期比微増、利益率は前期比横ばいで推移
  5. 資本金別:新潟県は全国に比べ、資本はやや厚い傾向
  6. 従業員数別:新潟県は全国に優る規模感を持ち、地域の雇用に貢献している
  7. 生産・販売量第1位、第2位の兵庫県、京都府と比較すると、新潟県は売上高100億円以上の酒蔵が存在せず、従業員100人以上も全体の2.5%にとどまる。ただし、中堅から準大手クラスの層は非常に厚い

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20241125_【“新潟の酒蔵” 89社の経営実態調査】

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