レポート中国地方 飲食店の倒産動向調査(2024年度上半期)

飲食店の倒産、26件に増加 ~「中華・東洋料理店」「居酒屋」が多く~

2024/10/09
倒産・休廃業  サービス

はじめに

2024年度上半期(4月~9月)における中国地方の倒産件数は243件だった。前年同期の1.4倍に増え、3年連続で前年同期を上回った。また、上半期としては、2014年度上半期(205件)以来、10年ぶりに200件を超えた。政府や金融機関による手厚い資金繰り支援を受けて、倒産が抑制されたコロナ禍以降、倒産の増加傾向が顕著となっている。

「飲食店」では、各種食材の仕入れ価格、燃料価格が高騰する一方で、同業他店との集客競争により商品の値上げも思うようにできず、収益悪化が続いているほか、賃上げが進まず安定した従業員の確保が困難となり、店舗の運営に支障が出ているところも多く見受けられる。

そこで、帝国データバンク広島支店では2024年度上半期(4月~9月)における「飲食店」の倒産動向について、負債規模別、資本金別、業歴別、従業員数別、中国5県別、業種細分類別について集計・分析した。
※負債額1000万円以上・法的整理のみを対象(法人・個人含む)

調査結果(要旨)

  1. 2024年度上半期(4月~9月)における中国地方の小売業者の倒産75件のうち、『飲食店』(26件・構成比34.7%)が業種別で最多
  2. 負債規模別、『1000万円~5000万円未満』が8割を占める
  3. 資本金別、『100万円~1000万円未満』が半数
  4. 業歴別、『5年~10年未満』が34.6%でトップ
  5. 従業員数別(役員、パート・アルバイトを除く)、『10人未満』が9割超
  6. 中国5県別、『広島県』が6割を超える
  7. 業種細分類別、『中華・東洋料理店』『居酒屋』が最多

詳細は、以下のPDFをご覧ください

20241009_中国地方 飲食店の倒産動向調査(2024年度上半期)

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