レポート四国地区 紙・不織布製品メーカー主要20社 業績動向調査(2020年度)

2020年度の業績 売上高合計は過去5年で最高 ~利益額合計は4年ぶりに増加~

2022/01/25
紙・パルプ

はじめに

製紙業界は装置産業であるため、設備投資のための借入金が多く、需要が減少すると過剰設備を抱えるリスクがある。また、紙という性質上、製品の差別化が難しく、同業者間の競争が激化している。そうしたなか、近年は電子媒体の利用拡大やペーパーレス化による印刷物の減少などで、印刷や情報用紙の需要が減少傾向にある一方、ネット通販の拡大により段ボールの需要が増加している。

今回、帝国データバンク高松支店は、紙・不織布製品メーカーの業績動向を探るため、2021年9月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(147万社収録)の中から、2016年度(2016年4月期~2017年3月期)から2020年度(2020年4月期~2021年3月期)まで5年間の決算の売上高と利益額が比較可能な、四国地区に本社が所在する紙・不織布製品メーカー主要20社を抽出し、売上高別、利益額(当期純利益)別、売上高ランキングについて分析した。

■分析対象はTDB産業分類・中分類で「パルプ・紙・紙加工品製造業」を主業とする企業

調査結果

  1. 2020年度の売上高合計は4,812億2,100万円
    前年度と比べて50億1,100万円(1.1%)多く、過去5年で最高に
  2. 2020年度の利益額合計は149億8,900万円
    前年度と比べて61億9,600万円(70.5%)多く、4年ぶりに増加
詳細はPDFをご確認ください

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