レポート2024年度の賃金動向に関する道内企業の意識調査

賃上げを見込む道内企業、初の6割超え ~ 半数超がベースアップを実施予定 ~

2024/03/01
雇用・人材  アンケート

はじめに

政府は、賃上げの計画を立てた企業を対象に、設備投資を支援する補助金を新設する方針を示すなど積極的に企業の賃上げを後押ししている。さらに岸田首相は、経済3団体に向けて物価上昇を上回る所得増を目指して、企業に対し「力強い賃上げ」を実現するよう呼びかけるなど、賃金改善(※)の動向が大きく注目されている。
そこで、帝国データバンク札幌支店は、2024年度の賃金動向に関する道内企業の意識について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2024年1月調査とともに行った。

■調査期間は2024年1月18日~1月31日、調査対象は道内1144社で、有効回答企業数は512社(回答率44.8%)
■賃金改善とは、ベースアップや賞与(一時金)の増加によって賃金が改善(上昇)すること。定期昇給は賃金改善に含めない

調査結果

  1.   2024年度、過去最高水準となる63.1%の道内企業で賃金改善を見込む。ベースアップは過去最高を記録
  2.   賃金改善の理由、「労働力の定着・確保」が77.1%で前年から増加、「物価動向」も半数を超える
  3.   賃金を改善しない理由、「自社の業績低迷」が62.5%でトップ
  4.   総人件費は平均4.49%増加見込み
詳細はPDFをご確認ください

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