景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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33.5 | ▲ 0.7 | 4カ月ぶりに悪化 |
概況
青森の景気DIは33.5となり、前月(34.2)から0.7ポイント悪化した。6月から8月にかけて3カ月連続で小幅改善が続き、低水準のまま推移するなか4カ月ぶりに低下に転じた。都道府県別の順位は14位と前月の4位から悪化したが、東北6県の中では依然として高い水準となっている。
景気DI
「大企業」は37.5と前月から1.1ポイント改善した一方、「中小企業」は33.0と前月から0.9ポイントの悪化した。なお、「小規模企業」は36.6と前月から6.0ポイント改善している。「大企業」と「中小企業」の規模間格差は4.5ポイントで、前月から2.0ポイント拡大した。
規模別DI
『運輸・倉庫』は16.7と前月から16.6ポイント低下し、改善した前月から一転、大幅悪化となった。『卸売』も29.4と前月から2.3ポイント悪化した。『建設』は44.4と前月から3.5ポイント改善するなど底堅く、『不動産』は27.8と前月から2.8ポイント改善したものの、毎月浮沈を繰り返している。
業界別DI
先行き見通しDIは、3カ月後は35.9(前月33.7)、6カ月後は36.4(同33.3)、1年後は40.0(36.1)となり、いずれも前月より改善した。新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せず、足下の景況感は未だ保守的にみている一方、先行き不安感はやや和らぎ、復調の兆しを感じるとの声も聞かれる。
先行き見通しDI
青森の景気DI(33.5)は前月から0.7ポイント悪化し、3カ月続いた改善基調が途切れた。小幅増減はあるものの依然として低水準から脱せず、経済活動は停滞したまま推移している。3カ月後から1年後の中長期スパンでは先行き不透明感がやや緩和されているものの、新型コロナウイルスの収束が見通せない限り、楽観はできないとの声が大多数を占めている。GoToトラベルに東京が追加されたほか、GoToイートも開始され、改めて感染拡大の防止に留意しながら経済活動とのバランスをとる必要性が高まっている。