レポートTDB景気動向調査2024年12月(北海道 日胆版・概要)

2025/01/09
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

41.5

1.2

3カ月ぶりに改善(日胆)

概況

「日胆」の景気DIは3カ月ぶりに改善した。企業からは「商工業用地の動きが出ている様子」(建材・家具、窯業・土石製品製造)といった声が聞かれる。一方で、「観光業を中心にサービス業は良いが、人手不足、コスト上昇が収益を圧迫している」(金融)、「資材価格や人件費の高騰、人手不足で生産費は上昇しているが、価格への転嫁がうまくいっていない」(農・林・水産)といった声もある。日胆の今後の景況感は一進一退の状況が続くとみられる。

景気DI

2024年12月の「日胆」の景気DIは、前月比1.2ポイント増の41.5となり、3カ月ぶりに改善した。『全国』(44.5)との格差(日胆-全国)は▲3.0ポイントとなり、前月から1.1ポイント縮小した。『北海道』(43.6)との格差も▲2.1ポイントで前月から縮小した。

規模別DI

「大企業」は前月比8.3ポイント増の58.3、「中小企業」は同0.4ポイント増の39.5となり、いずれも3カ月ぶりに改善した。「小規模企業」は同5.0ポイント減の36.7となり2カ月連続で悪化した。「大企業」は景気判断の分かれ目となる50以上の水準を6カ月連続で維持。

業界別DI

7業界中4業界が改善、2業界が悪化した。『建設』は前月比4.1ポイント増の45.8で4カ月ぶりに改善。『サービス』は同0.8ポイント増の37.5で4カ月ぶりに改善した。『農・林・水産』は同13.9ポイント減の25.0で3カ月連続の悪化となった。

先行き見通しDI

「3カ月後」42.3(前月41.2)、「6カ月後」44.0(同42.6)、「1年後」42.7(同40.7)となり、全ての指標で改善した。業界別では『金融』の「3カ月後」と『建設』の「6カ月後」、『製造』の「3カ月後」「6カ月後」が50以上の水準を示した。

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