レポートTDB景気動向調査2025年03月(九州ブロック:福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)

2025/04/03
景気動向  アンケート

■九州ブロック

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

45.7

-0.6

3カ月連続で悪化。全国10ブロック別での順位は5カ月ぶりに首位陥落

・概況

『九州』の景気DIは、45.7と3カ月連続で悪化。企業からは「売上は好調を維持しているが、原材料の確保難、価格高騰で厳しい状況」(鹿児島県、飲食料品・飼料製造)などの声が聞かれる。また、10ブロック別では5カ月ぶりに首位陥落。DI50台は、業界別では『サービス』のみ、県別では「沖縄」のみとなった。インバウンド需要は引き続き期待されるが、原燃料高に加え、防衛的賃上げを含む人件費負担増などがあるなか、価格転嫁も十分に進んでいないこともあり、一進一退ながら緩やかに低下していく見通し。

・景気DI

『九州』(45.7、前月比0.6ポイント減)は3カ月連続で悪化。10業界中6業界、8県中4県で悪化。また、全国ブロック別順位は5カ月ぶりに首位陥落。『九州』8県中10位以内は4県。先行き見通しDIは「6カ月後」が2カ月ぶり、「3カ月後」で4カ月連続、「1年後」は3カ月連続で悪化。

・規模別DI

「大企業」(48.7、前月比1.7ポイント減)、「中小企業」(45.2、同0.5ポイント減)は3カ月連続で悪化。規模間格差は3.5ポイントとやや縮小したが、24カ月連続で「大企業」が「中小企業」を上回った。「中小企業」のうち「小規模企業」は43.7(同0.5ポイント減)と2カ月ぶりに悪化。

・業界別DI

『不動産』(46.7、前月比2.3ポイント増)など4業界で改善したものの、『金融』(48.1、前月比3.8ポイント減)など10業界中6業界で悪化した。『建設』『卸売』が3カ月連続で悪化した。50台は9カ月連続の『サービス』のみとなった。

・先行き見通しDI

「6カ月後」(47.0、同0.8ポイント減)は2カ月ぶり、「3カ月後」(46.8、前月比0.8ポイント減)は4カ月連続、「1年後」(47.1、同0.3ポイント減)は3カ月連続で悪化した。業界別では『農・林・水産』が全指標で改善したものの、『金融』『建設』『卸売』『サービス』が全指標で悪化した。

■福岡県

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

46.4

-0.9

2カ月ぶりの悪化

・概況

「福岡」の景気DIは、インバウンド需要や都市再開発事業等が追い風となっているものの、個人消費等の伸び悩み等もあって、2カ月ぶりに悪化した。企業からは「値上げが少しずづ進むようになった」(サービス)などのコメントがある一方、「九州地区の建築案件の延期が相次いでいる」(建設)との声もあった。インバウンド関連など一部の業界では引き続き好調な推移にあるが、物価高や労務費負担増は多くの業界にマイナスの影響を与えており、今後も「福岡」の景気は一進一退の推移となろう。

・景気DI

「福岡」(46.4、前月比0.9ポイント減)は、2カ月ぶりの悪化となった。業界別では、『農・林・水産』『不動産』など7業界で悪化。『金融』『その他』で横ばい。『運輸・倉庫』のみ改善した。都道府県別順位は5位で前月(4位)からダウン。『九州』8県での順位は前月と同じ4位となった。

・規模別DI

「大企業」48.2(前月比1.8ポイント減)、「中小企業」46.0(同0.8ポイント減)、「小規模企業」45.1(同1.1ポイント減)となった。「大企業」「中小企業」「小規模企業」の全てで2カ月ぶりに悪化。規模間格差は「大企業」が「中小企業」を2.2ポイント上回った。

・業界別DI

『農・林・水産』(50.0、前月比8.3ポイント減)、『不動産』(46.3、同3.7ポイント減)、『建設』(49.4、同2.1ポイント減)など7業界で悪化。『金融』(50.0)、『その他』(50.0)で横ばい。『運輸・倉庫』(46.5、同5.5ポイント増)のみ改善した。

・先行き見通しDI

「3カ月後」(47.0、前月比ポイント1.1ポイント増)、「6カ月後」(47.9、同ポイント0.6減)で2カ月ぶりに悪化。「1年後」(48.8)は横ばい。業界別では、『農・林・水産』『不動産』『運輸・倉庫』で3指標すべて悪化した。『建設』『卸売』は3指標全て改善した。

■佐賀県

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

43.4

-1.7

改善と悪化を繰り返す

・概況

「佐賀」の景気DIは前月から1.7ポイント悪化し43.4となった。ここ4~5カ月、悪化と改善を繰り返しながら、緩やかに低下している。「値上げが響いている」「受注が少ない」などの声が聞かれ、企業規模に関係なく市場が冷え込んでいる様子がうかがえる。また、先行きをみても景気回復には懐疑的になっているようである。佐賀県では前年のような大型イベントがないことも影響しているが、「佐賀」の景気は上下を伴い足踏み状態が続くことが予想される。

・景気DI

「佐賀」の景気DIは43.4と前月比1.7ポイント悪化した。『九州』では最も下げ幅が大きく、2024年9月以来6カ月ぶりに『全国』を下回った。『九州』は45.7と前月より0.6ポイント悪化し、『全国』は前月と同じ43.5。「佐賀」の都道府県別順位は前月の6位から18位に後退した。

・規模別DI

各規模で前月から悪化し、「大企業」は44.9と前月比2.7ポイント、「中小企業」は43.0で同1.4ポイント、うち「小規模企業」は40.2で同1.9ポイント下回った。景気DIと同様に前年9月以来6カ月ぶりに全規模で悪化しており、規模間格差は同1.3ポイント縮小し1.9となった。

・業界別DI

『小売』では年度末・新年度に向けた需要の高まりで大幅に改善し、『製造』は前月比0.1ポイントのダウンにとどめた。『建設』『卸売』『サービス』で悪化しており、『建設』の悪化に伴い、付随する資材などの『卸売』の動きが鈍く5.2ポイントと大幅に悪化した。

・先行き見通しDI

「3カ月後」は44.5(前月48.2)、「6カ月後」は46.8(同47.2)、「1年後」は45.1(同47.2)と各指標で前月より悪化した。4月以降も各種値上げが消費動向に影響を及ぼすほか、企業経営としても人材面や金利、為替変動などから、改善への期待感が減衰した。

■長崎県

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

39.1

-1.1

4カ月連続悪化

・概況

「長崎」の景気DIは前月比1.1ポイント減と4カ月連続で悪化し、2022年8月調査以来の40を割り込んだ。「値上げが消費者に受け入れられず、買い控えがみられる」(卸売)など、価格転嫁による売上増加よりも買い控えの影響を指摘する声が聞かれた。他にも米国の政策や為替動向を気にする声も聞かれた。他方、インバウンド効果や半導体業界からの受注増加など前向きなところも見られるが「長崎」の景況感は今後も時間を掛けての回復場面となることが見込まれ、当面予断を許さない状況が続くものと思われる。

・景気DI

「長崎」の景気DIは前月比1.1ポイント減の39.1となり、4カ月連続で悪化した。『九州』8県中、本県を含めて4県が悪化したため九州ブロック内順位は前月と同様に8位となった。都道府県別順位は前月の35位から順位を4つ下げて39位となった。

・規模別DI

「大企業」は前月横ばいの41.7、「中小企業」は同1.2ポイント減の38.8、「中小企業」のうち「小規模企業」は同2.5ポイント減の36.4となった。「大企業」が横ばいを維持したのに対して「中小企業」がダウンしたため、規模間格差は同1.2ポイント拡大して2.9となった。

・業界別DI

前月から改善した業界は『不動産』『卸売』『小売』『サービス』の4業界であった。悪化した業界は『農・林・水産』『金融』『建設』『製造』『運輸・倉庫』の5業界となった。中でも『農・林水・産』『金融』が前月比10ポイント以上も大幅に悪化したのが目立った。

・先行き見通しDI

「3カ月後」41.7(前月41.5、前月比0.2ポイント増)「6カ月後」40.8(同42.5、同1.7ポイント減)「1年後」41.7(同42.8、同1.1ポイント減)となった。業種別では、『卸売』が先へ行くほど改善見通しの一方、『不動産』が先へ行くほど悪化見通しとなった。

■熊本県

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

48.9

0.1

2カ月ぶりに改善

・概況

「熊本」の景気DIは前月比0.1ポイント減の48.8と2カ月ぶりに悪化し、景気判断の分かれ目となる50のラインを3カ月連続で下回った。「ホテル建設や物流需要の拡大」(サービス)と明るい話題が見られた一方で、「工場関連工事の着工時期が不透明なものが多い」(建設)、「米の価格高騰で需給が悪化」(卸売)と先行きへの懸念を示す声が依然として多い。県内では半導体企業の進出や事業拡大の動きが相次いでいる一方、中小企業にとっては賃金や金利の上昇が大きな足かせとなっており、景気動向は当面一進一退の推移となろう。

・景気DI

「熊本」の景気DIは48.9で前月比0.1ポイント増と2カ月ぶりに改善した。一方で『九州』(45.7)は同0.6ポイント減となり、「全国」(43.5)は前月から変動がなかった。なお、「熊本」の都道府県別順位は第3位(前月第2位、前年同月第2位)と前月から1ランク下がった。

・規模別DI

「大企業」の景気DIは60.4と前月比0.4ポイント増、「中小企業」も48.1と同0.3ポイント増となった。20カ月連続で「大企業」が「中小企業」の景気DIを上回り、規模間格差(大企業-中小企業)に関しては「大企業」の改善幅が「中小企業」よりも大きかったため、12.3ポイントに広がった。

・業界別DI

9業界中、改善は『農・林・水産』『建設』『不動産』『製造』『サービス』の5業界となり、『金融』『卸売』『小売』の3業界が前月から悪化した。『運輸・倉庫』は前月比横ばいだった。豪雨関連の復興工事が安定し、不動産賃貸需要が増加しているほか、半導体関連の設備投資需要も堅調なため改善した業界が多かった。

・先行き見通しDI

先行き見通しDIは「3カ月後」が50.3(前月50.1)、「6カ月後」は48.6(同50.7)、「1年後」は47.4(同49.3)となった。長期金利の上昇に対する懸念に加え、トランプ政権の関税政策の影響で世界経済の減速に対する不安が高まっていることから、「6カ月後」と「1年後」が前月から悪化した。

■大分県

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

49.5

0.7

3カ月ぶりに改善

・概況

3月は多くのイベントが開催され、観光業は引き続き活況となり『小売』『サービス』は改善した。『建設』は年度末に向け公共工事が増加し、民間工事の発注も安定して「50」を上回った。一方、引き続き物価高騰が懸念材料となり『製造』は悪化。4月からの値上げにより、消費者の更なる購買意欲の低下が予想される。また、鉄網やアルミニウム製品、自動車・同部品に対する追加関税が発表され、輸出企業の業績悪化を不安視する声が多いなか、危機感や不安を抱く中小・零細企業は多く、県内の景気動向は一進一退の状況が続くと予想される。

・景気DI

「大分」は前月比0.7ポイント増の49.5となり、3カ月ぶりに改善した。全国順位は第2位(前月第2位・前年同月第3位)となり、前月と同順位であった。また、判断の分かれ目となる「50」を3カ月連続で下回った。

・規模別DI

「大企業」は前月比2.4ポイント減の47.6となった。「中小企業」は同1.1ポイント増の49.7、「中小企業」のうち「小規模企業」は同3.6ポイント増の51.4となった。規模間格差は2.1となり、2カ月ぶりに「中小企業」が「大企業」を上回った。

・業界別DI

前月と比較可能な8業界のうち『建設』『卸売』『小売』『運輸・倉庫』『サービス』が前月より改善し、特に『小売』は前月比11.9ポイント増の50.0となった。一方で、『農・林・水産』『製造』は悪化した。

・先行き見通しDI

「3カ月後」50.8(前月51.0)、「6カ月後」51.1(同50.5)、「1年後」49.7(同48.3)となり、「3カ月後」は前月から悪化した。「6カ月後」、「1年後」は前月より改善して「6カ月後」は「50」を上回った。業界別では『製造』『サービス』が3指標ともに「50」を上回った。

■宮崎県

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

45.7

-0.6

3カ月連続で悪化。全国10ブロック別での順位は5カ月ぶりに首位陥落

・概況

『九州』の景気DIは、45.7と3カ月連続で悪化。企業からは「売上は好調を維持しているが、原材料の確保難、価格高騰で厳しい状況」(鹿児島県、飲食料品・飼料製造)などの声が聞かれる。また、10ブロック別では5カ月ぶりに首位陥落。DI50台は、業界別では『サービス』のみ、県別では「沖縄」のみとなった。インバウンド需要は引き続き期待されるが、原燃料高に加え、防衛的賃上げを含む人件費負担増などがあるなか、価格転嫁も十分に進んでいないこともあり、一進一退ながら緩やかに低下していく見通し。

・景気DI

『九州』(45.7、前月比0.6ポイント減)は3カ月連続で悪化。10業界中6業界、8県中4県で悪化。また、全国ブロック別順位は5カ月ぶりに首位陥落。『九州』8県中10位以内は4県。先行き見通しDIは「6カ月後」が2カ月ぶり、「3カ月後」で4カ月連続、「1年後」は3カ月連続で悪化。

・規模別DI

「大企業」(48.7、前月比1.7ポイント減)、「中小企業」(45.2、同0.5ポイント減)は3カ月連続で悪化。規模間格差は3.5ポイントとやや縮小したが、24カ月連続で「大企業」が「中小企業」を上回った。「中小企業」のうち「小規模企業」は43.7(同0.5ポイント減)と2カ月ぶりに悪化。

・業界別DI

『不動産』(46.7、前月比2.3ポイント増)など4業界で改善したものの、『金融』(48.1、前月比3.8ポイント減)など10業界中6業界で悪化した。『建設』『卸売』が3カ月連続で悪化した。50台は9カ月連続の『サービス』のみとなった。

・先行き見通しDI

「6カ月後」(47.0、同0.8ポイント減)は2カ月ぶり、「3カ月後」(46.8、前月比0.8ポイント減)は4カ月連続、「1年後」(47.1、同0.3ポイント減)は3カ月連続で悪化した。業界別では『農・林・水産』が全指標で改善したものの、『金融』『建設』『卸売』『サービス』が全指標で悪化した。

■鹿児島県

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

42.3

-1.5

3カ月連続の悪化

・概況

「鹿児島」の景気DIは42.3と3ヶ月連続の悪化で、3カ月連続での悪化は14カ月ぶりとなった。企業からは、価格改定による売上増のほか、メーカーの増産体制による業績拡大、インバウンド消費需要の増加などに期待する声が上がった一方で、仕入単価や人件費の増加、個人消費の鈍化などの指摘は多く、近時の天候不順による営業を危惧する声が増加傾向にあった。加えて、円安や海外情勢などを不安視する声も多く、先行きへの不安を語る企業が散見されるなど、引き続き県内の景気動向は一進一退の状況が続くものとみられる。

・景気DI

「鹿児島」の景気DIは42.3と前月比1.5ポイント悪化した。『九州』は同0.6ポイント悪化となる45.7となった。『全国』は同横ばいの43.5となった。全国的に悪化がみられたが、「鹿児島」の悪化幅は平均を上回ったことで、都道府県別順位は前月の11位から22位に後退した。

・規模別DI

「大企業」の景気DIは前月比4.2ポイント悪化し47.9となり、「中小企業」は41.9と同1.1ポイントの悪化した。一方で、「中小企業」のうち「小規模企業」は41.9と同0.2ポイント改善した。「大企業」の悪化幅が「中小企業」よりも大きくなったことから、規模間格差(大企業-中小企業)は3.1ポイント縮小した。

・業界別DI

改善は『農・林・水産』、『建設』、『卸売』の3業界となり、横ばいは『金融』のみだった。一方で、『不動産』、『製造』、『小売』、『運輸・倉庫』、『サービス』の5業界が悪化した。底堅い推移を続けていた『建設』が2カ月ぶりに改善するなど、各業界で一進一退の状況が続いている。

・先行き見通しDI

「3カ月後」が43.7と前月比2.3ポイントの悪化となり、「6カ月後」が43.0と同2.7ポイントの悪化、「1年後」も同1.2ポイント悪化の43.9となるなど、3指標すべてで悪化した。先行きに対する不透明さを感じる企業が多いことが浮き彫りになる形となった。

■沖縄県

今月の景気DI

前月比

今月の特徴

54.3

0.1

3ヶ月振りに改善

・概況

「沖縄」の景気DIは、3ヶ月振りに前月比改善となり、全国順位も24カ月連続1位となった。「工事、不動産の投資が続いている」、「商談など営業機会が増えている」などの声があり、営業環境としては良い状態が続いている。一方で、「物価高が消費マインドに影響している」、「人手不足である」といったコメントもあり、物価の状況及び消費動向、人材獲得競争の激化以外にも、金利上昇、アメリカの関税問題などが県内企業に与える影響も見ていく必要があり、引き続き景況感の推移は注視していく必要がある。

・景気DI

「沖縄」の景気DIは前月比0.1ポイント増の54.3となった。業種別では6業界中、3業界が改善、3業界が悪化となった。また、都道府県別順位は24カ月連続で全国1位となり、『全国』(43.5)、『九州』(45.7)を上回っている。

・規模別DI

「大企業」(66.1、前月比5.6ポイント減)は2カ月振りの悪化となった。しかし、「中小企業」(54.0、前月比0.4ポイント増)は3カ月振りの改善、「中小企業」のうち「小規模企業」(54.5、前月比0.2ポイント増)は6カ月振りの改善となった。

・業界別DI

前月と比較可能な6業界中、『不動産』(10.6ポイント増)、『卸売』(1.7ポイント増)、『小売』(17.5ポイント増)の3業界が改善、『建設』(1.2ポイント減)、『製造』(11.4ポイント減)、『サービス』(5.9ポイント減)の3業界が悪化となった。

・先行き見通しDI

先行き見通しDIは、「3カ月後」が55.1(前月54.4)、「6カ月後」は56.2(前月53.6)、「1年後」は52.7(前月51.0)となり、3指標とも前月より改善した。

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