レポート【健康経営支援企業に聞く】大同生命保険(株)インタビュー[後編]
~経営者の「想い」が健康経営の原動力に。コミュ二ケーション活性化は生産性向上へ寄与~
帝国データバンクが実施したアンケートでは、健康経営優良法人の認定取得企業(中小規模法人部門)の約38%が認定取得にあたって「保険会社(生損保)の支援サービスを活用」しているという結果が出た。実際にどのような支援活動が行われているのか。生命保険業界の中で、中小企業マーケットに強みをもつ大同生命保険株式会社で、健康経営の普及推進に携わる各氏に活動内容を聞いた。(インタビュー前編から続く)
ウォーキングイベントへの参加により「職場の活性化」を促進
―健康経営優良法人(中小規模法人部門)の認定基準では、例えば「職場の活性化」があります。具体的にはどういったアドバイスをされるのでしょうか
「職場の活性化」は、評価項目では「コミュニケーションの促進に向けた取組み」に該当します。
KENCO SUPPORT PROGRAM(以下、KSP)では、職場のコミュニケーション促進に向け、年3回(2月、6月、10月)「ウォーキングキャンペーン」を開催しています。キャンペーン参加者の歩数状況がKSPアプリから確認できるので、参加者からは、「昨日何歩歩いた?」「今日は8,000歩歩くために1駅歩いてきた」といった会話が社内で生まれ、コミュニケーション活性化につながっているという声を聞きます。気軽に参加できることもあって、参加企業、人数ともに年々増加している人気のイベントです。