レポート岡山県 社長出身大学分析（2020年）

はじめに

少子化が進む一方、大学進学率は上昇基調にあり国内大学の学生数は増加している。文部科学省によると、2019年度の大学（学部）進学率は53.7％となり、前年度を0.4ポイント上回り、過去最高を更新した。大学学生数も291万8668人となり、前年度と比べて約1万人増えた。企業では大卒社長の割合が増加するなか、最近は大学在学中や卒業後すぐに起業するケースなどもあり、大学を卒業したばかりの若い経営者の活躍も目立っている。

帝国データバンク岡山支店では、2020年6月時点の企業概要データベース「COSMOS2」（約147万社収録）をもとに、岡山県に本社を置く企業（個人事業主、非営利・公益法人などを除く）の社長4251人の出身大学データを抽出・分析した。

調査結果

1. 岡山県に本社を置く企業の社長4251人の出身大学は、「岡山大学」が219人でトップ。次いで、「日本大学」（175人）、「慶應義塾大学」（147人）が続く。岡山県にある大学では、「岡山商科大学」（79人）や「岡山理科大学」（77人）などが上位に
   
2. 年商規模別、『10億円未満』では「岡山大学」が最多
3. 業種別、7業種中5業種で「岡山大学」がトップに
4. 業歴別、『10年～50年未満』では「岡山大学」がトップに
5. 社長の年代別、『40歳未満』『40代』『50代』で「岡山大学」が最多
6. 男女別、『女性社長』では地元大学が上位を占める
7. 就任経緯別、『創業者』『内部昇格』『その他』では「岡山大学」が最多