レポート千葉県内企業のメインバンク実態調査(2023年)

千葉、京葉、千葉興業の地銀3行で6割超 ~ ランキング上位の顔ぶれに変化なし ~

2024/01/15
資金繰り  金融

はじめに

2023年は、新型コロナウイルス感染症の5類移行により経済活動の正常化が進んだ一方で、物価高や円安によるエネルギー価格の高騰、人手不足の進行など、企業を取り巻く経営環境は厳しさもうかがえる。中小企業は資金繰りや過剰債務、事業承継などといった様々な課題を抱えるほか、事業の再編・拡大、DXの推進、脱炭素対応などの資金需要も増え、金融機関に求められる役割は増している。
帝国データバンク千葉支店は、企業概要ファイル「COSMOS2」(全国約147万社収録)から、千葉県内の企業約5万社がメインバンクと認識している金融機関を抽出し、集計した。なお、1企業に複数のメインがあるケースでは、各企業が最上位として認識している金融機関をメインバンクとした。今回の調査は2010年8月の調査開始以来、14回目となる。

■本調査は帝国データバンクが独自に調査・保有する企業概要データベース「COSMOS2」に収録された企業データであるため、各金融機関がメインと認識する実数とは異なる場合がある

調査結果

  1. 千葉銀行がシェア39.62%でランキング1位。2番目は京葉銀行(シェア14.55%)、3番目は千葉興業銀行(同8.36%)。ランキング上位20行の顔ぶれに変化なし
  2. 業態別シェアをみると、地方銀行が64.29%でトップ。次いで、信用金庫(14.28%)、メガバンク(13.29%)、信用組合(2.14%)などと続いた。信用金庫、信用組合のシェアが増加
  3. 売上規模別では、「年商50億円未満」の全ての規模で地銀3行が独占
  4. 業種別では、全業種で地銀3行が上位を独占
  5. 市区郡別では、「銚子市」「旭市」で銚子信金がトップ。ほかの市区郡は千葉銀行が首位
詳細はPDFをご確認ください

Contact Usお問い合わせ先

担当部署

お問い合わせ先 株式会社帝国データバンク 千葉支店 TEL:043-221-0404 FAX:043-227-5205