レポート

「渋沢栄一関連企業」調査

渋沢栄一が設立・運営に携わり 現存している企業は167社 ~ 製造業や金融業、生活インフラに関わる企業が多数 ~

2022/04/01

はじめに

明治時代に実業家として活躍し、「日本資本主義の父」とも呼ばれ数々の歴史に残る偉業を成し遂げてきた渋沢栄一。2021年にはNHK大河ドラマの主人公となった『青天を衝け』が放映され、2024年度に刷新される新一万円札の肖像として起用されるなど、没後90年以上が経過した今でも改めて注目を集めている。

「公益の追求」を信条とした渋沢が当時設立・運営に携わった企業は約500社にのぼるとも言われ、その他にも社会福祉や教育事業の団体を含めるとさらにその数は増える。そうしたなか、設立から100年を超えた今も第一線で業界を牽引している企業は多く、渋沢の影響は現代においても脈々と受け継がれている。

そこで帝国データバンクでは、渋沢栄一が設立・運営に携わった企業を母体として合併・被合併などさまざまな変遷を繰り返し、現在も事業を継続している企業を「渋沢栄一関連企業」と定義して、分析を行った。


■(公財)渋沢栄一記念財団情報資源センター提供のデータ(2022年2月時点)等を参考に実施
■『渋沢栄一伝記資料』や各企業が発行している社史などに、渋沢が設立・運営に関わったことが明確に記載されているものを基準に選定 例)発起人、役員就任、株主、設立指導など
■※印の画像は、渋沢栄一記念財団が運営する「渋沢栄一フォトグラフ」(https://denkiphoto.shibusawa.or.jp/)より引用

調査結果

  1. 「渋沢栄一関連企業」は167社を数え、そのうち上場企業が99社と過半数を占めるなど有名企業が並ぶ。売上高としてはENEOS(東京都千代田区)が6兆1827億円で最も高い
  2. 業種別にみると製造業が49社で最も多く、金融・保険業は35社でこの2業界で半数を占めた。その他、電気ガス事業者や鉄道業など生活インフラに関連する業種も多い
  3. 各社が掲げる経営理念に頻出する文言では「社会」が最多。他にも「貢献」「発展」「客(お客さま、顧客など)」も多い
詳細はPDFをご確認ください

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