景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
39.0 | ▲ 1.1 | 2カ月連続で悪化 |
概況
「京都」の景気DIは2カ月連続で悪化。業界別では『不動産』『建設』『製造』『卸売』が悪化した。「不動産需要は地域間格差が激しく不透明」(不動産)、「宿泊施設は飽和状態にあり、今後は新規着工が減少する見通し」(建材卸)といった不動産・建設に関する懸念要素のほか、消費税率引き上げ後の反動減に関するコメントが多く聞かれた。京都市内のインバウンド需要は堅調に推移し、先行き見通しは改善のきざしがみられるが、米中貿易摩擦や原材料高騰、人手不足の慢性化などから不透明感が増しており、しばらくは停滞が予想される。
景気DI
「京都」の景気DIは前月比1.1ポイント減の39.0となり2カ月連続で悪化した。20カ月連続で50を下回り、『全国』(42.5)より3.5ポイント低く20カ月連続で全国を下回った。都道府県別順位は39位と前月(41位)から改善したが、2013年3月以来6年9カ月ぶりに40を下回った。
規模別DI
「大企業」(46.5、前月比1.9ポイント増)、「中小企業」(37.6、同1.7ポイント減)となり、「大企業」と「中小企業」の規模間格差は8.9(前月5.3)と2カ月連続で拡大した。
業界別DI
10業界中4業界が改善したものの、『不動産』(41.7、同20.8ポイント減)をはじめ、『建設』(54.7、同2.5ポイント減)、『製造』(35.3、同2.7ポイント減)、『卸売』(32.6、同0.2ポイント減)が悪化した。『不動産』が50を下回るのは2016年11月以来、3年1カ月ぶり。
先行き見通しDI
3カ月後は41.2(前月41.2)、6カ月後は44.0(同42.7)、1年後は44.5(同42.9)と2指標で改善。業界別では『卸売』『小売』『サービス』は3指標、『製造』は2指標で改善したが、『不動産』は全指標、『建設』『運輸・倉庫』は2指標で悪化。「大企業」は全指標、「中小企業」は2指標で改善。