レポートTDB景気動向調査2019年1月(九州ブロック・沖縄県)

2019/01/01
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

64.3

▲ 0.2

2カ月ぶりに悪化

概況

「沖縄」は、前月比0.2ポイント減と2カ月ぶりに悪化したが、全国順位は、5年連続で第1位となった。先行き見通しDIは1指標が悪化し、規模別では2規模が悪化した。業界別は『建設』と他2業界が悪化。「観光は好調だが地元企業への影響が全体に及んでいない」(小規模企業)、「旅行先が他へシフトしており観光客の来店が減少している」(小売業)との声がある一方で、「下地島空港の開港により観光客増が見込まれ、雇用者用の賃貸住宅の建設が増加している」(中小企業)との声もあり、今後の景気も一進一退が続くと見られる。

景気DI

「沖縄」(64.3)は、前月より0.2ポイント減と2カ月ぶりに悪化したが、全国順位は、平成26年2月より5年連続の第1位を維持した。『建設』が前月比3.6ポイント減と悪化して他2業界も悪化した。2業界が改善して、1業界が横ばいとなった。先行き見通しDIは1指標が悪化して、規模別は2規模が悪化した。

規模別DI

「大企業」(71.4)は、前月比0.6ポイント増と2カ月連続で改善した。「中小企業」(63.2)は前月比0.2ポイント減と2カ月ぶりに悪化して、「小規模企業」(61.5)も前月比3.2ポイント減と2カ月ぶりに悪化した。

業界別DI

前月と比較可能な6業界中、『建設』が前月比3.6ポイント減と悪化し、『製造』も前月比2.3ポイント減と悪化、『卸売』も悪化したが、『小売』が前月比5.6ポイント増と改善して、他の1業界も改善した。また、『不動産』が横ばいとなった。

先行き見通しDI

1指標が悪化した。3カ月後(前月比0.5ポイント減)は5カ月ぶりに悪化した。6カ月後(同1.9ポイント増)は2カ月ぶりに改善、1年後(同0.7ポイント増)は2カ月連続で改善した。

「九州ブロック・沖縄県(2019年1月)」の詳細