レポート

特別企画 : 岡山県 本社移転に関する企業調査

2005年~2014年、県内への転入超過42社 ~ 転入元・転出先ともに、広島県が最多 ~

2015/04/27

はじめに

人口の減少と東京への一極集中を背景に、近い将来に地方経済の衰退、自治体の運営不安が起こりうる可能性が現実味を帯びてきている。そこで、第2次安倍内閣では「地方創生」をキーワードに、2014年12月に「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を閣議決定し、2015年度から具体的な取り組みを本格化している。その施策の柱に、企業の地方拠点強化税制の創設や移住の相談窓口の開設などがある。東京23区から地方へ本社機能を移転した場合の投資費用の法人税減税や移転に伴う雇用の増加を図れば税制面で優遇する。そこには、地方から東京への人口流出に歯止めをかけ、地方での雇用拡大を後押しする狙いがある。

こうした状況を踏まえて、帝国データバンク岡山支店では、これまで岡山県内の企業が本店移転に関してどのような動きをしてきたのかを、自社データベース・企業概要ファイル「COSMOS2」(146万社収録)をもとに、2005年から2014年の10年間で「本店所在地の岡山県への転入が判明した企業」や「岡山県からの転出が判明した企業」を抽出、移転年別、転入企業の移転元、転出企業の移転先、業種別、年商規模別に細かい分析を行った。

■ 本店所在地は本社機能を有する事業所の場所を指し、商業登記の本店所在地と異なるケースもある

調査結果

  1. 2005年~2014年の10年間に、岡山県へ転入した企業は146社。岡山県から転出した企業は104社判明した。移転年別、岡山県への転入企業は2013年の19社が最多で、2012年の10社が最少。岡山県からの転出企業は2006年と2014年の各15社が最多で、2010年と2011年の各6社が最少。転出超過は、2005年、2006年、2012年の3年にとどまる
  2. 岡山県への転入企業の移転元、『広島県』(構成比29.5%)が最多。岡山県からの転出企業の移転先も『広島県』(同23.1%)が最多
  3. 業種別、転入は『製造業』、転出は『サービス業』がトップに
  4. 年商規模別、転入・転出ともに『1億円以上10億円未満』が半数近くを占める
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