レポート

第12回 福島県内企業のメインバンク実態調査(2022年)

東邦銀行、シェア4割でトップ ~ 上位20行、順位は前年と同一 ~

はじめに

「青森銀行」と「みちのく銀行」の持ち株会社「プロクレアホールディングス」は2022年11月11日、2025年1月1日に両行が合併し、「青森銀行」が存続会社となり、「青森みちのく銀行」に商号変更する予定であることを発表した。数年前までは青森県内のライバルとして凌ぎを削っていた両行の合併は、東北における金融機関全体を取り巻く経営環境(低金利による貸出業務の低迷や少子高齢化に伴う競合激化等)の厳しさを物語るものと言えよう。

コロナ禍で疲弊した中小企業への支援が、経営再建や事業承継、取引先の新規開拓など、資金繰りから企業再編・再生へと移ろうなかで、地域金融機関に求められる役割は経営の様々な場面で増している。金融機関によっては実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)などで地域密着型の経営を選択する傾向もあるなか、金利以外の魅力度を高めた金融機関が様々な課題を持つ企業から幅広い支持を得る形となり、今後メインバンクシェアに変化が訪れる可能性がある。

帝国データバンク郡山支店では、2022年10月末日時点の企業概要データベースCOSMOS2(全国147万社収録、特殊法人・個人事業主含む)から、福島県内の企業(約2万2800社)がメインバンクと認識している金融機関について抽出し集計した。

なお、福島県内における同調査は2021年12月に次いで12回目。

■本調査は帝国データバンクが独自に調査・保有している企業概要データベース「COSMOS2」に収録された企業データであるため、各金融機関がメインとして認識する実数とは異なる。また、1企業に複数のメインがあるケースでは、当該企業が最上位として認識している金融機関をメインバンクとして集計した

調査結果

  1. 福島県内の企業約2万2800社のうち、各企業がメインバンクとして認識している金融機関で最も多かったのは、東邦銀行(福島市)の9167社で、シェア(構成比)は40.29%
  2. シェア上位10行では、5位の常陽銀行(水戸市)以外の9行が地元金融機関
  3. 主要業種別でも東邦銀行が全業種で1位。特に「卸売」「サービス」で4割強の構成比
  4. 売上規模別でも東邦銀行がすべて1位。一方、年商「50億円以上」では、上位10行中6行が県外
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