コロナ禍によって進んだテレワークや、副業を解禁する企業増加の流れを追い風にして伸びを示しているのが、個人のスキルを売買するスキルシェアサービスである。
そのスキルシェアサービスの草分け的存在として知られる「ココナラ」を運営するのが(株)ココナラだ。近年は、「オンラインで簡単に仕事や相談が頼めるココナラ」のテーマでテレビCМにも多く登場し、その知名度はさらに高まっている。2021年3月に東証マザーズ(当時)へ上場した、同社代表取締役社長の鈴木 歩氏に上場までの経緯や取り組みを聞いた。
-事業内容とその特徴についてお聞かせ下さい
スキル・知識・経験などを売買できるマーケットプレイスをスマホアプリ、WEB サイトを通じて展開しています。その特徴は主に3つです。
1つ目はショッピングモールのようなEコマース型のマーケットプレイスと同様に、その場に出品者が値付けをしたサービスを陳列し、訪れた顧客が購入するスタイルということです。売買されているスキル・サービスは現在約50万件以上あり、その中から好みのカテゴリー、スケジュールなどを選択して購入するスタイルです。日用品やファッションのEC サイトと同じ感覚で、スキルを購入することが出来ます。