レポート

TDB景気動向調査2022年7月(北陸ブロック・福井県)

景気DI

前月比

今月の特徴

42.7

1.4

2カ月ぶりの改善

概況

対面サービス業を中心に人流が回復し購買需要の増加がみられたほか、「高水準の受注が続いている」(建設機械部品製造)等の声が聞かれ7月の景況感は改善した。しかし多くの業界から原材料価格の高騰分を価格に転嫁できない、サプライチェーンの崩壊等の声が寄せられ、企業の仕入価格は過去最高水準にまで上昇し収益の圧迫要因となっている。販売価格への転嫁はまだ追いつかず、価格転嫁が進めば企業のみにとどまらず家計を直撃、円安や物価上昇に加え、感染第7波の影響を考慮すれば弱含みの景況感が続く見込み。

景気DI

「福井」(42.7)は前月比1.4ポイント増と2カ月ぶりに改善し今年の最高値を更新。行動制限の解除以降の人流回復を背景に『製造』『卸売』『小売』を中心に多くの業界で景況感が改善。全国順位は9位と前月の19位から躍進し、2カ月ぶりに全国平均を上回った。

規模別DI

「大企業」(42.5、前月比0.1ポイント減)は2カ月ぶりに悪化、「中小企業」(42.7)は2カ月ぶりの改善、「小規模企業」(43.9)は3カ月連続の改善。「大企業」は急速な円安や原材料価格の高騰、部品不足などで僅かに悪化したが、「大企業」以外は行動制限緩和による需要回復が景況感を押上げた。

業界別DI

前月との比較可能な8業界中、5業界が改善、2業界が横ばい、『サービス』(35.4)のみが悪化。人流回復が追い風となり『卸売』『小売』の流通業を中心に景況感が回復した反面、『サービス』は「放送」「メンテナンス・警備」が景況感を押下げ、今年の最低値を更新。

先行き見通しDI

「3カ月後」(41.4、前月比1.5ポイント減)、「6カ月後」(42.1、同0.4ポイント増)、「1年後」(45.0、同2.1ポイント増)。ウクライナ情勢や原材料価格の高騰、円安の進行などで3カ月後の景況感は低迷するとみているが、その後は改善に転じると予想。

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