レポート茨城県社長出身大学分析（2018年）

はじめに

国内大学の学生数が年々増加している。文部科学省によると、2017年の大学学生数は289万880人。1990年（213万3362人）と比べると75万7518人の増加で、大学進学率も上昇傾向で推移している。学生数の増加に比例して大卒の社長の数も増加していることが見込まれる。

こうしたなか帝国データバンクは、2018年6月時点の企業概要データベース「COSMOS2」（約147万社収録）から茨城県内企業（個人、非営利、公益法人等除く）の社長出身大学データを抽出、出身大学をランキング形式で集計した。

調査結果

1.   社長の出身大学上位30校を見ると、「日本大学」が461人で最多となり、次いで「明治大学」（149人）、「早稲田大学」（120人）、「中央大学」（107人）となった。なお、「茨城大学」（81人）は6位、「筑波大学」（46人）は14位であった
2.   年商規模別に見ると、「1億円未満」「1億～10億円未満」「10億～50億円未満」「50億～100億円未満」「100億円以億円以上」すべての規模で「日本大学」がトップとなった。「50億～100億円未満」は「成蹊大学」が「日本大学」と並んで首位となった。年商規模別で上位にランクインした茨城県内の大学は「茨城大学」のみであった
3.   業歴別に見ると、「10年未満」「10～30年未満」「30～50年未満」「50～100年未満」「100年以上」すべての業歴別で「日本大学」が最多となった。「10年未満」では「筑波大学」2位、「茨城大学」4位、「10～30年未満」では「茨城大学」3位、「筑波大学」5位であった
4.   年代別に見ると、「40歳未満」では「筑波大学」が最多となり、「40代」から「70代」では「日本大学」、「80歳以上」では「明治大学」が最多であった
5.   男女別に見ると、男性社長では「日本大学」が最多、次いで「明治大学」、「早稲田大学」、「中央大学」、「慶應義塾大学」の順となった。また、女性社長は「茨城キリスト教大学短期大学部」、「常磐短期大学」、「聖徳大学短期大学部」が同数で最多であった