レポート特別企画 : 熊本県メーンバンク調査

トップは肥後銀行、2位の熊銀もシェア拡大 ~ 10位には福銀が返り咲き ~

2016/03/24
資金繰り  金融

はじめに

2015年10月に「九州フィナンシャルグループ」が設立されて肥後銀行と鹿児島銀行の経営統合が一歩を踏み出してから半年足らず、2016年2月26日には長崎市に本店を置く十八銀行がふくおかフィナンシャルグループとの経営統合に向けて協議することで基本合意したとのニュースが駆け巡った。全国的に地銀再編の機運は高まっているが、少子高齢化で経済規模の縮小を免れない九州では再編が加速度的に進んでいく可能性もでてきた。中小企業からも、資金調達先である金融機関の再編には高い関心が寄せられており、各社のメーンバンクとの関係性は、極めて重要な時期に来ていると言えよう。

帝国データバンク熊本支店は、企業概要ファイル「COSMOS2」に収録されている企業(146万社)がメーンバンクと認識している金融機関について抽出し、集計した。

なお、調査対象は全業種全法人で、個人経営も含む。同調査は2015年3月に続き5回目。

■本調査は「COSMOS2」に収録されている企業のデータであるため、各金融機関がメーンとして取引している実数とは異なる。また、一企業に複数のメーンがあるケースでは、企業が最上位として認識している金融機関のみを集計した。

調査結果

  1. 上位9行の順位に変化はなく、10位には福岡銀行(前回11位)が入った。
  2. 全業種で1位肥後銀行、2位熊本銀行の構図は変わらず。
  3. 売上規模別では50億円以上で地元行がシェアを下げている。
詳細はPDFをご確認ください

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