景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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38.4 | -1.8 | 6カ月ぶりの悪化 |
概況
景気DI(38.4)は前月比1.8ポイント減少し、6カ月ぶりに悪化した。前月まで好調だった『運輸・倉庫』はガソリンの補助金縮小による影響が大きく、前月から9.5ポイント減少した。また、商品の値上げが続く『小売』は4カ月ぶりに30を上回ったものの、業界別で最も低い状況が続いており、4業界で30台にとどまっていることからも厳しい状況が窺える。物価高や人手不足が深刻化するなか、政策金利の追加利上げやトランプ米大統領の就任による先行きの不透明感は否めず、景気動向は一進一退で推移していくと思われる。
景気DI
景気DI(38.4)は前月比1.8ポイント減少した。『全国』(43.6)との比較では5.2ポイント下回り、格差は0.9ポイント拡大、2カ月ぶりに40台を下回った。都道府県別順位は前年同月38位から44位へ下落した。
規模別DI
「大企業」(45.5)は前月比3.1ポイント、「中小企業」(37.6)は同1.6ポイントそれぞれ減少し、「大企業」と「中小企業」の格差は7.9ポイントで同1.5ポイント縮小した。
業界別DI
改善は『農・林・水産』『金融』『小売』『不動産』などの5業界、悪化は『運輸・倉庫』『サービス』『卸売』『製造』『建設』の5業界となった。『金融』(50.0)が最も高く、『小売』(30.4)が最も低かった。
先行き見通しDI
「3カ月後」は39.6(当月比1.2ポイント増)、「6カ月後」は40.1(同1.7ポイント増)、「1年後」は41.8(同3.4ポイント増)となった。前月と比較して3指標全てで悪化した。
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