レポート【「働き方改革」先進企業に聞く】第一資料印刷(株)

中小企業だからこそできる従業員の声を聴くことで始まる働き方改革

2018/11/01
雇用・人材  注目企業  インタビュー

公益法人の機関誌や専門出版社の書籍など、いわゆる「資料」として価値ある印刷物を得意としてきた第一資料印刷は、多様化極まりない顧客ニーズに応じ、近年は次々と新機軸の自社サービスを展開している。

長時間労働や人手不足が顕著な印刷業界にあって、どのように従業員の声に耳を傾け社員の定着率向上のための施策を実施しているのか。代表取締役社長 江曽 政英氏に社員の満足度の向上と自社の成長を両立させる同社の働き方改革への取り組む視点と効果などについて、話を伺った。

ー事業内容について、お聞かせください

当社は1955年の創業以来、資料や書籍などを中心とした出版印刷サービスを提供してきました。私が社長に就任した1998年(平成10年)は、国内インターネット人口がようやく1,000万人を突破した時期でしたが、その後急速にインターネットが全国に普及するなど、さまざまな技術が発達し、お客様を取り巻く環境も急激に変化しています。そうして辿り着いた答えが、私たちのサービスの本質は印刷物の提供だけではなく、お客様の課題を解決し、最大限の成果を得るためのストーリーをお客様と一緒になって考え、実現していくことだということです。こうした変化のなかで、当社も多くの事業に取り組んできました。

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