景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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38.6 | -0.3 | 3カ月連続の悪化 |
概況
景気DI(38.6)は3カ月連続で悪化した。コメを中心とした農産物の価格が高値を維持したことで、『農・林・水産』の景気DIは50を上回り、先行きも好況な見通しで推移している。『小売』では物価の高騰から消費者の節約志向が顕著に表れ、業績に影響が出ているとの声も聞かれ、全体を押し下げた。先行き見通しは回復基調を見込むものの、景況感の好転材料が乏しく力強さに欠ける。賃金改善が今後のカギとなる認識が広がる一方で、業績との兼ね合いから足踏み状態にある企業も多く、景況感の回復にはある程度時間を要するだろう。
景気DI
景気DI(38.6)は前月比0.3ポイント減少し、3カ月連続で悪化した。『全国』(43.5)との格差は4.9ポイントで同0.2ポイント拡大した。県別は改善3県(「岩手」「秋田」「福島」)、悪化3県(「青森」「宮城」「山形」)となった。
規模別DI
「大企業」(45.3)が前月比1.4ポイント増加、「中小企業」(37.9)が同0.5ポイント減少した。その結果、「大企業」と「中小企業」の格差は7.4ポイントとなり、同1.9ポイント拡大した。
業界別DI
改善が『農・林・水産』『不動産』などの5業界、悪化は『金融』『卸売』『サービス』などの5業界となった。『農・林・水産』(50.6)が最も高く、『小売』(33.8)が最も低かった。
先行き見通しDI
「3カ月後」は41.1(当月比2.5ポイント増)、「6カ月後」は41.9(同3.3ポイント増)、「1年後」は42.7(4.1ポイント増)となり、前月と比較して3指標全てで改善した。
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