レポートTDB景気動向調査2025年02月(四国ブロック・愛媛県)

2025/03/05
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

40.3

-1.8

2カ月ぶりに悪化

概況

「愛媛」の景気DIは、2カ月ぶりに悪化し、主要業界の大半が悪化しており、特に比較的よい水準を保っていた『サービス』の大幅な悪化が目立っている。価格転嫁による売上増は進んでいるようだが、「人手不足により施工が遅れ気味となっている」(建設)や「物価高の影響で買い控えが続いている」(繊維・繊維製品・服飾品小売)など人手不足、コスト上昇を訴える声は引き続き多く、今後も一進一退の展開が続くと見られる。

景気DI

「愛媛」の景気DIは前月比1.8ポイント減の40.3となり、2カ月ぶりに悪化した。『四国』では唯一悪化となり、県別順位は34位と前月(24位)より下落した。

規模別DI

「大企業」が改善したのに対し、「中小企業」は悪化し、規模間格差(大企業-中小企業)は4.8ポイントに拡大した。「中小企業」は7カ月ぶりに40を下回る水準となった。

業界別DI

回答数が10社を超える5業界中4業界が悪化した。『製造』が3カ月連続で悪化し、前月改善に転じた『建設』『小売』も再び悪化した。『サービス』も大幅に悪化し、2023年1月以来26カ月ぶりに40を下回った。

先行き見通しDI

「3カ月後」が1.3ポイント減、「6カ月後」が同1.3ポイント減、「1年後」が2.7ポイント減となった。業界別では『小売』『サービス』が全ての期間で悪化し、「1年後」の下落幅が最も大きくなっている。

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