はじめに
新型コロナウイルス感染拡大が鮮明になってから2年が経過した。この間「巣ごもり需要」「新しい生活様式」「外出自粛」「供給制約」をはじめとした数多くの事象が企業活動に大きな影響を与えた。コロナ禍が続くなか、新潟県内企業の決算はどのように推移しているのであろうか。帝国データバンク新潟支店は2022年2月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」(147万社収録)において、速報値を検証するため「2018年10月期~2019年9月期」から「2020年10月期~2021年9月期」を今回の調査対象期間に設定。3期連続で年売上高と利益額(当期純利益)が比較可能な新潟県に本社がある企業8457社を抽出し、年売上高、利益額別などでコロナ禍の影響を分析した。
<今回の調査対象期間の定義>
■2019年(2018年10月期から2019年9月期決算)=コロナ前
■2020年(2019年10月期から2020年9月期決算)
■2021年(2020年10月期から2021年9月期決算)=最新決算
調査結果
- コロナ前の決算との比較、2021年の売上高合計は2.7%減少。利益額合計は3.9%減と減少ながら前年より改善
- 業種別、「不動産」「運輸・通信」「製造」の売上高はコロナ前から大きくマイナス。プラスは「小売」のみ
- 規模別、年商「1億円未満」=規模が小さい企業の売上高、利益額がコロナ前と比べて大きく減少。年商規模上位は概ねコロナ禍から業績回復へ
- 増収企業は全体の37.6%、増益企業は5割。増収増益は全体の27.1%
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