景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
|---|---|---|
43.8 | -0.4 | 2カ月連続で悪化 |
概況
「岡山」の景気DIは、前月比0.4ポイント減の43.8となり、2カ月連続で悪化した。受注回復の声が聞かれる『製造』は2カ月ぶりに改善し40台を回復した。『小売』も40台を回復したほか、『サービス』は引き続き50台を維持して全体を牽引した。一方で、物価高の影響で『卸売』が大幅に悪化したほか、資材高で新築住宅の減少が響く『建設』や、人手不足を背景に『運輸・倉庫』が悪化した。先行き見通しは3指標ともに悪化した。2月の倒産件数は引き続き高い水準が続いており、景気回復には今しばらく時間を要するであろう。
景気DI
「岡山」の景気DIは、前月比0.4ポイント減の43.8となり、2カ月連続で悪化した。『中国』では「島根」を除く4県が悪化し、同0.4ポイント減の42.6となった。『全国』より0.3ポイント高く、「岡山」の47都道府県別順位は前月の12位から11位にランクアップ、中国5県では2カ月ぶりに1位となった。
規模別DI
「大企業」は前月比横ばいの46.4となった。「中小企業」は同0.4ポイント減の43.3となり、2カ月連続で悪化した。うち「小規模企業」は同0.9ポイント減の37.0となり、2カ月連続で悪化した。「大企業」が「中小企業」を上回るのは10カ月連続となり、格差は2.7から3.1に拡大した。
業界別DI
9業界中、「改善」が4業界、「悪化」が3業界、「横ばい」が2業界だった。『サービス』は2カ月ぶりに改善し、24カ月連続で50を上回り全体を下支えしたほか、『製造』『小売』も改善した。一方、『卸売』は2カ月連続で悪化し、12カ月ぶりに40を下回った。また、『建設』『運輸・倉庫』は2カ月ぶりに悪化した。
先行き見通しDI
「3カ月後」は前月比0.2ポイント減の45.9となり、4カ月ぶりに悪化した。「6カ月後」は同0.3ポイント減の45.3となり、3カ月ぶりに悪化した。「1年後」は同0.5ポイント減の45.4となり、2カ月ぶりに悪化した。3指標がすべて45を上回るのは9カ月連続だが、そろって悪化するのは4カ月ぶり。