レポート群馬県内企業のメーンバンク実態調査

群馬銀行が46.3%でトップ ~ 上位20行で全体の95.1%を占める結果に ~

2017/02/23
資金繰り  金融

はじめに

昨年4月、東京TYフィナンシャルグループ(東京都民銀行・八千代銀行)が新銀行東京をグループに迎え、将来的な合併に向けた新体制を発足させた。一方、地方でも昨年10月、栃木県を地盤とする足利ホールディングス(足利銀行の金融持株会社)と茨城県の常陽銀行が経営統合し、新たにめぶきフィナンシャルグループが誕生するなど、近年、地域連合とも呼べる金融再編が加速している。今後も各地域で進むとみられる再編の動きは、各金融機関と地元中小企業との関係性に変化を生じさせる可能性もあり、なかでもメーンバンクの果たす役割にこれまで以上に注目が集まっている。

そこで、帝国データバンク群馬支店では、2016年12月時点の企業概要データベース「COSMOS2」に収録されている企業(146万社、特殊法人・個人事業主含む)から、群馬県内企業(2万7384社)が自社のメーンバンクと認識している金融機関(1行のみ)を調べ、その数を集計した。

■本調査は「COSMOS2」に収録されている企業のデータであるため、各金融機関がメーンとして取引している実数とは異なる。また、一企業に複数のメーンが存在する場合は、当該企業が最上位と認識している金融機関1行のみを集計した。

調査結果

  1. 自社のメーンバンクとして認識する金融機関、全体結果として、群馬銀行が46.3%でトップ、2位以下を大きく引き離した。
  2. 業種別では、すべての業種で群馬銀行が1位。2位は『建設』『製造』『小売』『サービス』『不動産』ではしののめ信金、『卸売』『運輸・通信』では東和銀行となった。
  3. 売上規模別では、すべての売上規模で群馬銀行が1位。2位は『5000万円未満』『5000万円以上1億円未満』『1億円以上5億円未満』ではしののめ信金、『5億円以上10億円未満』『10億円以上50億円未満』では東和銀行となった。
  4. エリア別では、すべてのエリアで群馬銀行が1位。2位は『中毛』『西毛』ではしののめ信 金、『東毛』では桐生信金、『北毛』では利根郡信金と分かれた。
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