レポート2023年度の雇用動向に関する神奈川県内企業の意識調査

はじめに

全国の有効求人倍率は2022年6月から上昇し続け、同年12月には新型コロナの影響が出始めた2020年3月以降で最高となる1.45倍に上昇、2023年1月も引き続き高水準で推移している。神奈川県内に目を向けると依然として1.0前後と低位にとどまっているものの、全国に続いて上昇傾向にある。

また、帝国データバンク横浜支店が実施した調査によると2023年1月における正社員の人手不足企業の割合は月次ベースで5カ月連続5割を超えるなど人手不足感が高まっている。

そこで帝国データバンク横浜支店は、2023年度の雇用動向に関する企業の意識について調査を実施した。調査期間は2023年2月14日～2月28日。調査対象は神奈川県所在の1,280社、有効回答企業数は509社（回答率39.8％）。

調査結果

1. 2023年度、正社員の採用予定がある企業は65.6％
2. 非正社員の採用予定は50.9％、前年から1.5ポイント上昇
3. 職種では「専門的・技術的職業」「販売の職業」が3割超え