はじめに
「団塊の世代」の多くが後期高齢者に達し、事業承継の課題が一層深刻になるといわれている「2025年問題」まで、残すところ1年を切った。
帝国データバンク横浜支店が実施した調査では、2023年における神奈川県の後継者不在率は過去最低の63.6%と改善傾向にあるものの、全国平均を上回る状態が続いている。円滑な事業承継には中長期的な準備期間が必要であるが、足元では社長の高齢化に歯止めがかからない状態が続いており、バトンタッチが間に合わず事業継続に影響を及ぼすケースが増加する可能性がある。
■本調査では、企業概要ファイル「COSMOS2」(約147万社収録)から2023年12月時点における企業の社長データ(個人、非営利、公益法人等除く)を抽出し、集計・分析した
調査結果
- 2023年時点の社長の平均年齢は61.2歳。前年を0.1歳上回り、過去最高を更新。
全国平均(60.5歳)を0.7歳上回る。
社長が交代した割合は3.27%、前年から0.2pt低下し16年連続の3%台 - 「50歳以上」の社長は8割超、「40歳未満」の若手経営者は2.8%にとどまる
- 業種別では「製造」が63.2歳で最も高い
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