レポート

2023年の景気見通しに対する秋田県内企業の意識調査

2023年の景気、悪化を見込む企業が34.1%へ増加 ~ 「支援策」の拡充と「原料高」対策への政策がカギ ~

はじめに

TDB景気動向調査(2022年11月)の景気DIは4カ月連続で改善。依然として新型コロナウイルスの影響が続いているものの、全国旅行支援をはじめとする各種経済政策などが奏功し、国内景気は緩やかに持ち直しがみられている。

しかし一方で、長期化する原材料価格の高騰など懸念材料も多く、国内企業物価指数(2022年11月速報)は前年比9.3%上昇と高水準の伸びが続いている。食料品 や生活必需品などの相次ぐ値上げだけでなく、さらなる家計への悪影響も懸念される。

そこで、帝国データバンク秋田支店は、2023年の景気見通しに対する企業の見解について調査を実施した。本調査は、TDB景気動向調査2022年11月調査とともに行った。

■調査期間は2022年11月16日~30日、調査対象は189社で、有効回答企業数は88社(回答率46.6%)。

調査結果

  1. 2023年の景気について、「回復」局面を見込む企業は10.2%で、前回調査(2021年11月)の2022年見通しから10ポイント以上減少した。
    「踊り場」局面になると見込む企業は22.7%となった。他方、「悪化」局面を見込む企業は12.5ポイント増の34.1%と3社に1社は悪化と見込んでいる
  2. 2023年の景気への懸念材料は、「原油・素材価格(の上昇)」が76.1%(前年比12.1ポイント減)で突出して高かった(複数回答3つまで、以下同)。
    次いで、「物価上昇(インフレ)」(42.0%、同17.5ポイント増)、「人手不足」(37.5%、同6.6ポイント減)が続いた
  3. 今後の景気回復に必要な政策では、補助金・給付金などの「中小企業向け支援策の拡充」と、企業の7割超が2023年の懸念材料とした「原材料不足や価格高騰への対策」がともに35.2%でトップとなった(複数回答、以下同)。
    以下、「個人消費の拡大策」(34.1%)、「人手不足の解消」(33.0%)が3割台で並んだ
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