景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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40.2 | 0.6 | 9カ月ぶりに40台上回る |
概況
景気DI(40.2)は前月比0.6ポイント増加し、9カ月ぶりに40台を上回った。『運輸・倉庫』『サービス』は比較的好調な推移となっているが、『小売』は3カ月連続で30を下回るなど業界によって好不調の差が大きい。物価高騰が続き、価格転嫁できている企業とそうでない企業との間で格差が拡大するなか、さらなる人件費の上昇は企業にとって大きな負担となるだろう。今後も物価上昇は続くとみられることから、企業の負担も増すと思われ、景気動向は一進一退で推移していくと思われる。
景気DI
景気DI(40.2)は前月比0.6ポイント増加した。『全国』(44.5)との比較では4.3ポイント下回り、格差は0.5ポイント縮小し、9カ月ぶりに40台を上回った。都道府県別順位は前年同月41位から42位へ下落した。
規模別DI
「大企業」(48.6)は前月比1.5ポイント、「中小企業」(39.2)は同0.7ポイントそれぞれ増加し、「大企業」と「中小企業」の格差は9.4ポイントで同0.8ポイント拡大した。
業界別DI
改善は『農・林・水産』『不動産』『卸売』『サービス』『小売』『製造』の6業界、悪化は『金融』『運輸・倉庫』『建設』などの4業界となった。『運輸・倉庫』『サービス』(各50.0)が最も高く、『小売』(29.2)が最も低かった。
先行き見通しDI
「3カ月後」は41.2(当月比1.0ポイント増)、「6カ月後」は41.2(同1.0ポイント増)、「1年後」は42.7(同2.5ポイント増)となった。前月と比較して「1年後」を除いた2指標で悪化した。
「東北ブロック・宮城県(2024年12月)」の詳細