景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
48.2 | 0.9 | 3カ月連続で改善 |
概況
「東京」の景気DIは48.2で、3カ月連続の改善となった。企業からは、「新型コロナの5類移行に伴い、人出が増え飲食などの需要が増えており、商業用不動産においては良い状況にあるといえる」(不動産)など、新型コロナの位置付けが5類に移行したことに伴う景況感の上向きを実感しているとの声が目立った。一方、「コスト圧迫が強すぎる。円安やエネルギー価格高騰、物流費高騰で価格転嫁に限界がある」(卸売)など、ゼロゼロ融資の返済本格化が迫るなか、電気代など原材料価格の高騰に苦戦する声も多く聞かれた。
景気DI
「東京」の景気DIは48.2で、前月(47.3)比で0.9ポイント改善し、3カ月連続での改善となった。都道府県別順位は4位で、前月(5位)から1ランク上昇した。
規模別DI
「大企業」は49.8(前月49.5)、「中小企業」は47.7(同46.6)、「小規模企業」は46.5(同44.8)となり、全ての規模で改善した。また、3カ月連続で全規模において改善。規模間格差は2.1ポイントとなり、前月比で0.8ポイント縮小した。
業界別DI
全10業界中、『小売』以外の9業界で改善した。『金融』(49.0、前月42.8)は、前月比6.2ポイントの増加。また、『サービス』(53.4、同53.0)は4カ月連続、『不動産』(51.6、同51.1)は2カ月連続で50を上回った。一方、『小売』(46.9、同47.1)は3カ月ぶりの悪化となった。
先行き見通しDI
「3カ月後」(49.5、前月48.7)、「6カ月後」(50.7、同49.9)、「1年後」(50.9、同50.4)の全てにおいて前月比で改善となったほか、全指標で全国を上回った。
「南関東ブロック・東京都(2023年5月)」の詳細