景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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48.3 | 1.0 | 改善に転じる |
概況
「福井」は48.3と前月から改善し、企業数の多い『建設』も前月から改善した。「民間・公共工事が多く見込める」「消費税の駆け込み需要」(建設)など前向きな声が多かった。『小売』は28.6、『卸売』は37.7と消費に近い業界が弱含みであった。「暖冬の影響か、冬物が売れない」「安価品が台頭し国産の需要が伸びない」(卸売)と厳しい声が多かった。戦後最長と言われる好景気ながら、消費動向に厳しさがみられることや、米中貿易問題を中心とした海外情勢の不安定さなどを鑑みれば、先行きの不透明感は否めない。
景気DI
「福井」は前月から1.0ポイント改善の48.3となり、全国順位は前月から15ランクアップの17位となった。『北陸』は3カ月連続悪化の47.7となり、『全国』も2カ月連続悪化の48.1となった。
規模別DI
「大企業」は前月から0.2ポイント改善の49.0、「中小企業」は前月から1.1ポイント改善の48.1、「小規模企業」は前月から3.3ポイント改善の49.0となり、規模が小さいほど改善幅が大きかったため、規模間格差は0.9ポイントと縮小した。
業界別DI
『建設』『不動産』『製造』『小売』の4業界で改善、『卸売』『サービス』の2業界で悪化となった。4カ月連続で悪化していた『建設』は改善に転じ55.1となった。『小売』は前月から0.8ポイント改善したが、業界別では最低水準となりマインドの低い状況が続いている。
先行き見通しDI
3カ月後49.7(前月48.8)、6カ月後47.4(前月46.2)、1年後44.2(前月41.8)と3指標ともに前月から改善した。3カ月後は当月を上回るが、消費税増税後の1年後は大きく低下しており、この動向は『全国』『北陸』も同様となった。
「北陸ブロック・福井県(2019年1月)」の詳細