景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
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41.5 | ▲ 1.4 | 3カ月連続悪化 |
概況
「山梨」の景気DIは3カ月連続で悪化した。企業からは「今冬は積雪も少なく、天候に恵まれて、県内外とインバウンドのレジャー需要が堅調に推移した」(サービス)との声が聞かれた。一方、「主力企業である装置産業メーカーの受注が踊り場を迎えている」、「半導体製造装置関連の事業が低迷している」(ともに製造)との声もあった。知事選で与党推薦候補が勝利し、活性化に期待する業界もあるが、米中貿易摩擦による中国経済の減速、人手不足による人件費のアップなど不安材料が複数の業界から聞かれた。
景気DI
「山梨」の景気DIは前月比1.4ポイント減の41.5となり、3カ月連続悪化した。全国は同0.9ポイント減の47.2となり、「山梨」は全国を5.7ポイント下回っている。全国順位は前月の45位から46位に後退し、3カ月連続40位台となった。
規模別DI
「大企業」は前月比3.0ポイント増の53.0、「中小企業」は同2.0ポイント減の39.7、「小規模企業」は同2.0ポイント減の35.8となった。「大企業」と「中小企業」との規模間格差は、「大企業」が大きく改善したため、前月より5.0ポイント拡大して13.3ポイント差となった。
業界別DI
前月と比較可能な7業界中、『サービス』の1業界が改善、『製造』『卸売』『小売』の3業界が悪化、『建設』『不動産』『運輸・倉庫』の3業界が横ばいとなった。『製造』は2カ月連続悪化し、2カ月連続30台となった。『建設』『不動産』『運輸・倉庫』『サービス』の4業界が判断の分かれ目となる50以上となっている。
先行き見通しDI
3カ月後44.5(44.8)、6カ月後43.7(同44.4)、1年後42.3(同43.1)となり、3指標とも前月より悪化している。3指標とも50以上となっているのは、『建設』『不動産』の2業界。全国(48.5、47.8、45.2)との比較では3指標とも「山梨」が下回っている。