レポート

TDB景気動向調査2024年3月(東北ブロック・福島県)

景気DI

前月比

今月の特徴

40.8

0.1

2カ月ぶりに改善

概況

「福島」の景気DIは、40.8と2月を0.1ポイント上回り、2カ月ぶりに改善したほか、13カ月連続で40台をキープした。『全国』の景気DIは、前月(43.9)から0.5ポイント上昇し、44.4となった。「福島」の都道府県別順位は、前月の第35位から第38位となった。

景気DI

「大企業」(37.9)は前月比3.8ポイント低下、「中小企業」(41.1)は同0.5ポイント上昇、「中小企業」のうち「小規模企業」(40.2)は同2.5ポイント上昇した。格差(大企業-中小企業)は前月の1.1ポイントから▲3.2ポイントとなり、2カ月ぶりに「中小企業」が「大企業」を上回った。

規模別DI

『卸売』『金融』『建設』『小売』は悪化したが、『不動産』『運輸・倉庫』『製造』『サービス』の4業界が改善した。『サービス』は3カ月連続で50台をキープしている。しかし『運輸・倉庫』は5カ月連続、『小売』は4カ月連続、『金融』は3カ月連続、『製造』は2カ月連続で30台で推移している。

業界別DI

「1年後」の景気DI見通しは、10業界のうち5業界が改善を見込んでいる。特に『金融』は当月(33.3)から12.5ポイント、『製造』は同(38.4)から7.9ポイントの改善を見込んでいる。しかし、業界比率の高い『建設』の「1年後」は、同(40.9)から1.5ポイント低下を見込んでいる。

先行き見通しDI

4業界が改善し、「福島」の景気DI(40.8)は前月比0.1ポイント上昇した。企業からは「原材料、エネルギー価格の高止まりのほか、賃上げを行っている企業も少ない」(金融)、「仕事量が少なく能登半島地震の復旧工事に出向いている」(建設)、「客先の予算が渋く案件も少ない」(製造)、「仕入れ価格上昇を売値に転嫁できていない」(卸売)等、日経平均株価は依然として高値で推移するなど大手企業の好業績と裏腹に、中小企業からは厳しい声が非常に多い。よって、実態としての景気動向は弱含みで推移する可能性も高い。

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