レポート

栃木県内企業のメインバンク実態調査(2021年)

足利銀行12年連続で首位 ~ 栃木銀行3年連続でシェアアップ、群馬銀行も存在感 ~

はじめに

「数が多すぎる」、菅前総理の地銀に対する発言を受けて、地方銀行再編の動きは再び活発化した。金融システムの安定は、中小企業を支援育成する意味でも大きな役割を担うことがこのコロナ禍によって更に明確になった。特別融資枠を活用した企業は決して少数ではないだろう。そのようななか、2021年においても新生銀行を傘下に収めたSBIホールディングスの「メガバンク構想」への動きをはじめ、TSUBASAアライアンスやコンコルディア・フィナンシャルグループの連携強化、第四北越銀行の発足、その他数多くの業務提携、経営統合など地方銀行の再編への動きは激しさを増している。中小企業にとっては、事業存続に大きく関わる動向として注目度も高い。

そこで、帝国データバンク宇都宮支店では、2021年10月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」に収録されている約147万社のデータのなかから、栃木県内企業約2万2000社(全業種・個人営業含む)が、メインバンクと認識している金融機関について抽出し、県内企業と金融機関の関係実態について調査集計した。なお、調査対象は全業種全法人で、個人経営も含む。栃木県内においての同調査は前回2020年10月に続き12回目。

■本調査は「COSMOS2」に収録されているデータのため、各金融機関がメインとして認識する企業とは異なるケースもある。また、一企業に複数のメインバンクがある場合は、各企業が最上位と認識する金融機関をメインバンクと集計した

調査結果

  1. 栃木県内企業のメインバンク、社数でトップは足利銀行(10,083社・シェア46.76%)で、調査開始以来12年連続で首位に君臨している。2位は栃木銀行(5,285社・24.51%)、3位は群馬銀行(899社・4.17%)と続いた。栃木銀行は3年連続でシェアアップしており、群馬銀行が県内各信用金庫を抑えて3位の座に定着し存在感を高めている
  2. すべての業種で足利銀行がトップ、栃木銀行が2位であった。3位については「小売」で栃木信金がランクインしたが、その他の7業種では群馬銀行が独占した。売上高規模別でも、足利銀行がすべてのカテゴリーでトップ、栃木銀行が2位を堅持した。50億円以上の企業になると、みずほ銀行が同率2位に食い込み、4位三菱UFJ銀行、5位に三井住友銀行とメガバンクが名前を連ねている
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