レポート2015年福井県社長分析調査

はじめに

2014年の「休廃業・解散」は、2万4106件＜帝国データバンク『全国「休廃業・解散」動向調査（2014年）』、1月27日発表＞。うち経営者の年齢が「70歳以上」の構成比は10年連続で前年を上回ったほか、全体の約1割が「80歳以上」となるなど、経営者の高齢化問題が深刻さを増してきた。自身の高齢化にともない、事業承継するのか、廃業するのか、選択を迫られる経営者は多い。

帝国データバンクは、2014年12月末時点の企業概要ファイル「COSMOS2」（約145万社収録）から「株式会社」「有限会社」114万4167社のデータを抽出。社長の年齢と2014年の1年間における社長の交代状況、出身地、出身大学、女性社長等について分析した。

調査結果

1. 社長交代率
   3.36％で全国平均の3.83％を0.47ポイント下回る。
2. 社長の平均年齢
   59.0歳で全国平均と同一。
3. 社長の出身大学
   県内企業における出身大学トップは福井工業大学。
4. 社長の出身地
   福井出身の社長は全国に1万1632人。県内比率は、85.3％。
5. 女性社長
   825人で7.35％の比率。全国平均を0.1ポイント下回る。
6. 人口10万人あたりの社長輩出数
   33年連続全国トップの1463人。