レポートTDB景気動向調査2019年3月(九州ブロック・沖縄県)

2019/03/01
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

60.8

1.4

3カ月ぶりに改善

概況

「沖縄」は、前月比1.4ポイント増と3カ月ぶりに改善して、全国順位は、5年2カ月連続で第1位となった。先行き見通しDIは3指標が悪化したが、規模別では2規模が改善した。業界別は『建設』と他2業界が改善した。「依然として観光業が好調で景気を下支えしている」(小規模企業)、「公共工事、民間工事ともに年内予定が埋まるなど好調を維持」(中小企業)との声がある一方で、「消費税率10%による買い控えと、インバウンド需要の息切れが見込まれる」(小規模企業)との声もあり、今後の景気も一進一退が続くと見られる。

景気DI

「沖縄」(60.8)は、前月より1.4ポイント増と3カ月ぶりに改善し、全国順位は、平成26年2月より5年2カ月連続の第1位を維持した。『建設』が前月比6.1ポイント増と改善して他2業界も改善した。ただ、他2業界が悪化、2業界が横ばいとなった。先行き見通しDIは3指標が悪化、規模別は2規模が改善した。

規模別DI

「大企業」(66.7)は、前月比5.5ポイント減と4カ月ぶりに悪化した。「中小企業」(60.0)は前月比2.5ポイント増と3カ月ぶりに改善して、「小規模企業」(60.7)も前月比7.4ポイント増と3カ月ぶりに改善した。

業界別DI

前月と比較可能な7業界中、『建設』が前月比6.1ポイント増と改善し、『製造』も前月比2.8ポイント増と改善、『サービス』も改善したが、『小売』が前月比8.4ポイント減と悪化、『卸売』も悪化した。また、『金融』と『不動産』が横ばいとなった。

先行き見通しDI

3指標が悪化した。3カ月後(前月比0.7ポイント減)は3カ月連続して悪化した。6カ月後(同1.0ポイント減)は2カ月連続して悪化、1年後(同1.0ポイント減)も2カ月連続して悪化した。

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