レポートTDB景気動向調査2025年02月(中国ブロック・広島県)

2025/03/05
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

42.6

-0.2

3カ月連続で悪化

概況

「広島」の景気DIは3カ月連続で悪化した。案件不足の声が聞かれる『建設』は3.4ポイント減となり、3カ月連続で悪化し、45カ月ぶりに40を下回った。生産や消費の影響を受ける『卸売』は2カ月連続で悪化した。『小売』は入学や入社時期を控えて回復したが3カ月連続で40を下回った。インバウンド需要に支えられる『サービス』は業界別で最も高かったが6カ月連続で50を下回った。トランプ政権の誕生以降、不確実性が高まり続け、先行き見通しDIは2カ月ぶりに3指標がそろって悪化し、不透明感が強まっている。

景気DI

「広島」の景気DIは前月比0.2ポイント減の42.6となり、3カ月連続で悪化した。45を下回るのは16カ月連続。前年同月比では、2カ月連続で悪化した。「全国」(43.5)より0.9ポイント低く、3カ月連続で「全国」を下回った。都道府県別の順位は、前月の22位から25位へ後退した。

規模別DI

「大企業」は前月比2.5ポイント減の45.0で、2カ月ぶりに悪化した。「中小企業」は0.3ポイント増の42.2で、3カ月ぶりに改善した。うち「小規模企業」は1.1ポイント増の40.8で、3カ月ぶりに改善し40を上回った。格差は縮小したものの、「大企業」が「中小企業」を21カ月連続で上回った。

業界別DI

5業界が改善、3業界が悪化、2業界が横ばいとなった。『建設』は3カ月連続で悪化し、前月比3.4ポイント減の39.1となり、45カ月ぶりに40を下回った。『卸売』は2.6ポイント減の41.9となり、2カ月連続で悪化した。『小売』は1.6ポイント増の36.9となったものの、3カ月連続で40を下回った。

先行き見通しDI

「3カ月後」は前月比2.9ポイント減の43.2で、2カ月ぶりに悪化した。「6カ月後」は1.5ポイント減の43.9、「1年後」は0.5ポイント減の45.1になり、ともに3カ月連続で悪化した。3指標がそろって2カ月ぶりに悪化した。前年同月比では、3指標がそろって4カ月ぶりに悪化した。

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