景気DI | 前月比 | 今月の特徴 |
---|---|---|
41.4 | 0.0 | 2カ月連続で横ばい |
概況
「道東」の景気DIは41.4で前月比横ばいとなり、2カ月連続で横ばいとなった。『北海道』(45.4)との格差は同▲4.0ポイントで4カ月ぶりに拡大。『全国』(44.6)との格差は同▲3.2ポイントで4カ月ぶりに拡大した。
景気DI
「大企業」(44.9)は前月比+6.8ポイントで2カ月ぶりに改善。「中小企業」(40.9)は同▲1.0ポイントで4カ月ぶりに悪化。うち「小規模」(40.7)は同▲1.0ポイントとなり3カ月ぶりに悪化。規模間格差(大企業-中小企業)は4.0ポイントとなり、2カ月ぶりに拡大した。
規模別DI
改善は5業界。前月悪化した『不動産』は+13.3ポイントで最も改善。悪化は4業界。『農・林・水産』は▲10.0ポイントで最も悪化。景気判断の分かれ目となる50を超えたのは『不動産』(60.0)のみとなった。最も低かったのは『農・林・水産』(30.0)で、これに『卸売』(37.8)が続いた。
業界別DI
「道東」は「3カ月後」42.9(前月43.6)、「6カ月後」40.9(同41.9)、「1年後」42.7(同42.4)。「3カ月後」「6カ月後」がいずれも悪化、「1年後」は改善した。『北海道』『全国』との比較では「3カ月後」「6カ月後」「1年後」、いずれも下回った。
先行き見通しDI
企業からは「ふるさと納税が好調」(出版印刷)、「釧路のホテル不足から、中心市街地で大規模な不動産再開発の動きが始まった」(不動産)などの声が聞かれる一方、「さんまの水揚げは前年対比で増加しているものの、秋鮭の水揚げが低調となっている」(金融)、「原材料供給状況に、目先不安あるも、6か月、1年後の状況は不透明」(製造)といった声があった。最低賃金の上昇、雇用・所得環境の改善が進み景況感の回復が期待されるが、世界情勢の不安定さ、物価高、金利上昇など懸念材料は多く、一進一退の推移が続くとみられる。