レポートTDB景気動向調査2024年9月(九州ブロック・沖縄県)

2024/10/03
景気動向  アンケート

景気DI

前月比

今月の特徴

58.1

0.5

3カ月連続で改善

概況

「沖縄」の景気DIは3カ月連続で改善し、18カ月連続1位となった。これは、入域観光客数の増加が続いていることと、主に県外からの不動産投資や建設投資について、問い合わせも含めて案件が増加しているためと思われる。しかし、長く課題としてある人手不足は解消されておらず、不動産価格や建設資材高騰に伴う投資への影響を懸念する声もあり、引き続き、景況感の推移は注視していく必要がある。

景気DI

「沖縄」の景気DIは前月比0.5ポイント上昇し58.1となり、業界別で6業界中、『建設』『製造』『サービス』の3業界が改善となった。また、都道府県別順位は18カ月連続で全国1位となり、景気DI(58.1)は『全国』(44.6)、『九州』(46.9)を上回っている。

規模別DI

「大企業」(61.1、前月比2.8ポイント増)、「中小企業」(57.9、前月比0.4ポイント増)は3カ月連続の改善、「中小企業」のうち「小規模企業」(59.4、前月比1.1ポイント増)は2カ月振りの改善となった。

業界別DI

前月と比較可能な6業界中、3業界が改善、3業界が悪化だった。改善は『建設』(1.0ポイント増)、『製造』(3.2ポイント増)、『サービス』(4.1ポイント増)、悪化は『不動産』(9.1ポイント減)、『卸売』(0.3ポイント減)、『小売』(1.5ポイント減)だった。

先行き見通しDI

先行き見通しDIは「3カ月後」が58.8(前月54.9)、「6カ月後」は57.8(同54.4)、「1年後」は54.9(同52.4)といずれも上昇している。建設を含めた投資や観光客増加の効果が続くことを期待している声が多い。

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